【月刊NOAH】激動のNOAHの9月を振り返る!闘いが激化するNOAHをあますところなく楽しもう!!

プロレスリング・ノア
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【PRO-WRESTLING NOAH】

 9月のNOAHはなんと言っても9・1エディオンアリーナ大阪大会だ。同大会のメインでおこなわれた真夏のシングルリーグ戦「N-1 VICTORY 2024」の優勝決定戦は、GHCヘビー級王者の清宮海斗と拳王のALL REBELLION同門対決。そこにGHCヘビー級王座と軍団リーダーの座も懸けられることになった。



試合は近年のNOAHを再建に誘った黄金カードらしい激闘となった。一進一退の攻防を制したのは清宮。最後は師匠である小川良成さんと何度も練習を重ねたアームドラッグから押さえ込んで3カウントを奪った。GHCヘビー級王座としての「N-1 VICTORY」は史上初の偉業だ。



試合後に清宮はマイクで「N-1中言えなかったことが一つ…小川さん! 長いプロレス生活、本当にお疲れ様でした!!」と8月13日に現役引退を発表した師匠への感謝を語った。5月にイホ・デ・ドクトル・ワグナーJrからベルトを奪取して以降、NOAHの頂点を突っ走っている。

【PRO-WRESTLING NOAH】

同大会のセミでは復活RATEL’Sの“金髪夫婦”HAYATA&YO-HEYが近藤修司&EitaのGHCジュニアヘビー級タッグ王座に挑戦。最後はYO-HEYの顔面ドロップキックからHAYATAが403インパクト、ヘデックでEitaから勝利を収めた。



試合後には原田大輔さんがRATEL'Sの新メンバーとして道頓堀プロレスの菊池悠斗を推薦。これが受け入れられ、HAYATA&YO-HEY&タダスケのRATEL'Sに新たなメンバーが加わって“新生”となった形だ。



同大会ではダガがAMAKUSAからGHCジュニアヘビー級王座を奪取。丸藤正道&杉浦貴が齋藤彰俊&モハメドヨネの挑戦を退け、GHCタッグ王座2度目の防衛に成功。WWE・NXTのジョシュ・ブリッグスに敗れた稲村愛輝は「オレは何が何でもNOAHでトップを取りたいんですよ。だから、オレはもっともっと闘って、世界を知りたいです」と再度の海外遠征を希望してイギリスに旅立つ。

【PRO-WRESTLING NOAH】

激動の9・1大阪大会を終えたNOAHは13年ぶりのイギリスツアーに出発。9・6エジンバラ&9・7マンチェスター&9・8ロンドン3連戦で熱闘を繰り広げた。



最終戦の9・8ロンドン大会では清宮がリッキー・ナイトJr相手にGHCヘビー級王座V4に成功。HAYATA&YO-HEYはイギリス遠征中に挑戦表明してきた“ライコス・ジム”キッド・ライコス&ライコスⅡの挑戦を退けて初防衛。現在のNOAHの魅力を存分に伝える13年ぶりのイギリス遠征となった。こちらの模様はWRESTLE UNIVERSEでぜひともチェックしてほしい。



イギリス遠征後の9・14後楽園ホール大会では、第1試合で小田嶋大樹(おだしま・だいき)が大和田侑戦でデビュー。師匠の本田多聞さんを彷彿とさせる回転地獄五輪パート0を披露し、決め切ることができなかったがデッドエンドにもトライするなど見せ場を作った。



同大会のセミでは征矢学が佐々木憂流迦からGHCナショナル王座を奪取。2020年4月の NOAH移籍から初めてのGHCタイトル奪取に男泣きで感極まった。次期挑戦者にはワグナーを指名し、10・14後楽園大会での初防衛戦が決定。情熱の赤い王者はチャンピオンになってもアグレッシブに仕掛けていく。



メインでは新日本プロレスから異例の国内武者修行中だった大岩陵平が清宮を相手にNOAHラストマッチをおこなった。互いの気持ちをぶつけ合った27分6秒の激闘は清宮が勝利。試合後に清宮は大岩に「どこに行ってもオマエはNOAHの一員」という言葉を送った。

【PRO-WRESTLING NOAH】

メイン後には「N-1 VICTORY」でGHCヘビー級王者の清宮と引き分けているマサ北宮がイギリス遠征に続いて「空気を読まずに」挑戦表明。10・14後楽園大会でのV5戦が決まった。ディファ有明時代の道場長が超新星としてNOAHのエースまで駆け上がった後輩に対して執念と意地を見せて、シングル王座初戴冠を成し遂げられるのか注目が集まる。



続く9・16春日部大会ではRATEL’S再結成について「もう終わったユニット」と語っていた小峠がYO-HEYからキルスイッチでピンフォール勝ち。長年NOAHジュニアを支えてきた大原はじめとともに、GHCジュニアヘビー級タッグ王座挑戦をぶち上げた。

さらにメインではアレハンドロが杉浦を丸め込みで破って、拳王をパートナーにGHCタッグ王座挑戦表明。10・14後楽園大会でのタイトルマッチが決まった。これで同大会は3大GHC選手権開催が決定。ビッグマッチ級のラインアップになりそうだ。



9・21新宿FACE大会では10・14後楽園大会に向けた前哨戦がおこなわれ、北宮が清宮の左腕を攻め込んで腕極め式監獄固めで王者から直接ギブアップ勝ち。征矢はワグナーの目前で大原に挑戦者の得意技であるワグナードライバー=みちのくドライバーⅡで勝利を収めた。

9・23浜松大会では逆にワグナーが征矢の目前で近藤をジャンピングDDTで粉砕。2日目の意趣返しでタイトルマッチに向けて、精神的に五分に戻してみせた。

【PRO-WRESTLING NOAH】

約2カ月ぶりとなったTEAM NOAH主催興行「ザ・リーヴPresents LIMIT BREAK ex」9・28横浜大会では、背骨骨折で欠場していた潮崎豪が2カ月ぶりに復帰。3本勝負の8人タッグマッチに出場したのだが、1本目でなんと道頓堀プロレス・晴斗希の変型エル・モメント・デ・ムエルテで3カウントを聞いた。大番狂わせの金星と言っていいだろう。

2本目は豪腕ラリアットですぐリベンジに成功したものの、試合後に晴斗希のZERO1世界ヘビー級王座挑戦表明に対して断る理由はなかった。タイトルマッチは「ザ・リーヴPresents LIMIT BREAK .4 」10・20品川大会で決まった。さらに2日後にGHCジュニアヘビー級タッグ王座挑戦を控えている大原のTEAM NOAH入りという動きがあったことも見逃せない。

同大会では石川修司が藤田和之とタッグマッチでド迫力の攻防を展開。試合後にシングル戦を要求し、こちらも「ザ・リーヴPresents LIMIT BREAK .4」10・20品川大会でおこなわれることに。



9・30新宿大会のメインではGHCジュニアヘビー級タッグ選手権がおこなわれ“金髪夫婦”HAYATA&YO-HEYが“TEAM NOAH”小峠&大原の挑戦を熱戦の末にはね返して防衛に成功。試合後にはYO-HEYがGHCジュニア王者のダガに挑戦表明すると、宮脇純太が割って入り、タダスケ、菊池、AMAKUSA、ドラゴン・ベイン、藤村加偉、大和田も自己主張。8人による次期挑戦者決定トーナメントの開催が濃厚となった。ちょうどシャワーを浴びていて、その輪に入れなかった自称“NOAHジュニアの顔”Eitaも出場をアピールしていたが…。



同大会ではジャック・モリス、アンソニー・グリーン、LJ・クリアリーの元Good Looking Guys外国人トリオが3WAYで激突。試合が佳境に突入すると謎の骸骨マスクマンが介入。モリスはこの骸骨マスクマンとの共闘をアナウンスし「答えが知りたかったら10月14日の後楽園ホールに来い」と怪気炎を挙げている。



同大会のGHCナショナル王座前哨戦ではワグナーがワグナードライバーで王者の征矢からピンフォール勝ち。10・14後楽園大会のタイトルマッチに向けて大きな弾みをつけた。

【PRO-WRESTLING NOAH】

今後に向けての動きがさまざまあった9月。10・14後楽園大会の3大GHC選手権、10・20品川大会の潮崎vs晴斗希の世界ヘビー級選手権と石川vs藤田のモンスター対決、GHCジュニア王座次期挑戦者決定トーナメント、モリスと結託した謎の骸骨マスクマン…。NOAHが実りの秋をプロレス界に届けていく。

(文/週刊プロレス・井上光)



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STAR NAVIGATION PREMIUM〜Akitoshi Saito Ridge Road Last KORAKUEN〜

・日程:2024年10月14日(月)開始 18:30/開場 17:30

・会場:東京・後楽園ホール

〇小中学生入場無料!

〇高校生シート 2,000円販売!


※どちらも当日のみ対応となります。



■10.14後楽園ホール大会詳細は こちら
https://www.noah.co.jp/schedule/612/


皆様のご来場、お待ちしております!
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著者プロフィール

プロレスリング・ノアは、2000年8月5日に旗揚げしたプロレス団体。 創始者の三沢光晴は全日本プロレスから多くの選手&スタッフたちとともに独立、団体名が表すようにプロレス界の“方舟”となるべく航海を始めました。 旗揚げ以降日本プロレス、全日本プロレスと受け継がれてきた伝統を重んじながらも、旗印である「自由と信念」を投影した闘いで世代を超えて多くの人々を熱狂させてまいりました。 2020年、NOAHは新たにサイバーエージェントグループとなり、さらなる団体と業界の発展を発展を目指して、新たな試みを続けています。

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