【SOMPOWEリーグ第3節 大宮V戦】昨シーズンの借りを返したいアウェイ・大宮V戦。戻ってきたU-20日本女子代表トリオにも注目

セレッソ大阪
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【CEREZO OSAKA】

WEリーグクラシエカップ第3節・ちふれASエルフェン埼玉戦から中3日。舞台をリーグ戦に移し、セレッソ大阪ヤンマーレディースはアウェイに乗り込み、大宮アルディージャVENTUSとの2024-25SOMPOWEリーグ第3節に挑む。

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リーグ戦から先発5人を入れ替えて臨んだEL埼玉戦は、相手の守備を崩せずカウンターから2失点。失点の仕方も課題として残ったが、より修正が必要なのは無得点で終わった攻撃か。リーグ戦の前節、アルビレックス新潟レディース戦も無得点に終わっており、今節はいかに相手の守備を打開してゴールに結びつけるか。そこが勝点3へ向けたポイントになる。「ちふれ戦に関しては相手の背中を取りにいくことができていなかった。そこをミーティングでも確認しました。相手の背中を取ってゴールを目指さない限り、得点は奪えない。積極的にチャレンジしたい」と鳥居塚伸人監督は話す。背後を取る動きでは、開幕戦でゴールを決めた矢形海優はもちろん、矢形と2トップを組む田中智子にも期待したい。特長である収めて周りを生かすプレーや視野の広いパスは今シーズンも際立っているが、FWとしてはやはりゴールも狙っていきたい。田中は今節が、なでしこリーグ(1部、2部を含む)、WEリーグ通算100試合目。初出場は 2016年9月25日、なでしこリーグ2部の第15節・FC吉備国際大学Charme戦だった。当時は中3、デビューからちょうど8年目での大台到達となった。「あまり意識はしていなかったです(笑)」と記録に関しては特に気にする様子はなかったが、「前節は引き分けたので、今節は絶対に勝って、勝点3を取って帰れるように頑張りたい」と、勝利へ向けた意気込みは強い。

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今節はFIFA U-20女子ワールドカップから戻ってきた米田博美、白垣うの、和田麻希にも注目だ。グループステージから決勝まで全7試合に出場した白垣は、大会を振り返って、「1対1やフィジカルで勝てた部分は自信になりました」と手応えを得つつ、「自分より大きい相手もいて、普通にやったら勝てない状況も出てきたので、より工夫して守るようになりました」と駆け引きや頭を使ったディフェンスの必要性も実感。白垣とCBでコンビを組み、準々決勝のスペイン戦では値千金の決勝点を決めた米田は、「この大会で選手としても人としても成長できたと思います。まだまだ足りないモノもあると感じましたが、得たことをチームに還元して、貢献したいです」と話し、特に「自分の得意とするビルドアップでの安定感は通用したと思う」と自信を深めて帰ってきた。追加招集で呼ばれた和田は2試合の出場に留まったが、「世界と戦うこと自体が初めて。いい経験になったし、またそういう舞台に立ちたいと、一層思うようになりました。同年代ですが、チームメートはめっちゃ上手かったし、試合に向き合う姿勢や準備でも学びました」と得るモノは多かった様子。「学んだ経験を生かして、WEリーグで勝利につながるゴールをたくさん取っていきたい」と、大会で得た糧を成長につなげてく構えだ。

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対戦相手の大宮Vは、昨シーズンからメンバーの入れ替わりはあるが、中盤の阪口萌乃、左サイドハーフの仲田歩夢、FWの井上綾香といった主力選手たちは健在。阪口のパス、仲田のクロス、井上の背後への飛び出し、といったストロングポイントはしっかり抑えたい。昨シーズンは開幕戦に勝利した後、大宮Vのホームに乗り込んだ第2節で後半アディショナルタイムに失点して敗れた。そこから1年、成長を示す勝利、昨シーズンの借りを返す勝点3を掴み取る。
(文=小田尚史)
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