【日本ゴールドシニアユニテックス杯/1R】69歳・倉本昌弘がエージシュート達成し初日首位 関東ゴールド覇者・大野雅幸の強みは「ドライバーが曲がらないこと」

チーム・協会

ゴールドの部・第1ラウンド

【©PGA】

「日本プロゴルフグランド・ゴールドシニア選手権~ユニテックスHDカップ2024~」の初日の競技が終了。68歳以上のゴールドの部は倉本昌弘(69)が「ゴルフの状態的にはひどい」と言いながらも、4バーディ・1ボギーの「68」とエージシュートでまとめ、3アンダーで単独トップに立った。明日の最終日に向けては「普通にやるだけ」と話す。1打差の2アンダー・2位で尾崎直道(68)、1アンダー・3位には山本善隆(73)が続いた。また、60歳以上のグランドの部では6バーディ・2ボギーの「67」をマークした東聡(63)が4アンダーで単独首位発進。1打差の3アンダー・2位タイに水巻善典(66)、真板潔(64)、高松厚(64)、小田教久(63)の4人がつけている。

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今年5月の「関東プロゴルフゴールドシニア選手権」を制して、この68歳以上の日本一決定戦に駒を進めた大野雅幸(74)は、暴れるティショットに苦しみ、4オーバー・17位タイと出遅れた。「日本ゴールドで上位に行くこと。あわよくば優勝と思ってきたんですけどね…」と肩を落とす。

25歳のときにPGA資格認定プロテストに合格。レギュラーツアー時代には目立った成績を残せなかった。また、50歳となりシニアツアーの予選会に出るようになったが、ツアーにフル参戦したことはない。それが、70歳を過ぎて22年の「関東プロゴルフゴールドシニア選手権」では尾崎健夫、今年の同大会では長谷川勝治をともにプレーオフで破って優勝している。

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レギュラーツアーでは健夫は15勝、長谷川も2勝と複数回優勝している。昨年の日本ゴールド覇者・室田淳も今年の関東ゴールドに出場していたが大野に1打及ばなかった。「飛ばないけど曲がらないこと。ゴールドは距離が短いですから、ドライバーが曲がらないことが第一歩」と70歳を超えてから頭角を現してきた新星は語る。

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続けて「やっぱり体調でしょうね。技術があっても体力的に弱ってきたりしますから」と健康面でのアドバンテージを挙げる。腕立て伏せやウェートトレーニングはずっと続けてきたが、毎日行うようになったのはゴールドの年齢になってから。「体を動かしていることが健康の秘訣ですから」とサラッという。その背筋はビシッと伸びて、身体に余分な脂肪は全くついてない。

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また、「230~240ヤードくらい」という正確なドライバーは「軸をブラさないで振る」ことを意識している。そのためには毎日行う筋トレやストレッチが欠かせない。ホールアウト後は「自分のスイングができなかったので、もう一度チェックする必要があります」と、練習場に直行し、スイングの修正に努めた。「今回はダメだったけど、今の体力が残っているうちにどうにか。年々できなくなっていくので1年が大事」。まだ最終日を1日残しているが、その視線はもう来年を向いていた。
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PGAはゴルフの正しい普及と発展を願い、誰にでも愛される「国民のスポーツ」「生涯スポーツ」となるため、日本ゴルフ界のリーダーとして活動しています。PGAの使命は、トーナメントプレーヤーの育成、ゴルフ大会の開催・運営に加え、ゴルフの正しい普及と発展を具現化するために、ティーチングプロ資格を付与したゴルフ指導者を育成しています。さらにPGAでは幅広い分野で積極的な取り組みを行い、地域に密着した社会貢献活動、ジュニアゴルファーの育成など多方面にわたる取り組みを日々歩み続けています。

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