セレッソ大阪【J1リーグ第32節 C大阪vs.柏】ホームでの勝利、連勝を目指す今節。よりアグレッシブな攻守で相手を上回りたい

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【CEREZO OSAKA】

9試合ぶりの勝利を収めた前節の湘南ベルマーレ戦から中5日。セレッソ大阪は、ホームに戻り、連勝を目指して柏レイソルとの明治安田J1リーグ第32節に挑む。

敵地に乗り込んだ前節の湘南戦は、開始から相手に押し込まれると、12分にCKから失点。前々節・ヴィッセル神戸戦の流れを思い起こさせる展開となったが、21分、24分と立て続けにレオ セアラがゴールを決めて、逆転に成功。後半は守勢に回る時間も長かったが、65分という早い時間帯に進藤亮佑を投入し、後ろを5枚で固めて逃げ切った。カウンターから得た決定機で3点目を奪えなかったことは課題だが、約2年2ヶ月ぶりの逆転勝利に、「これまでとは違う形を示せた」と殊勲のセアラも笑みを浮かべた。湘南戦ではそのセアラと2トップを組んで攻守に躍動した北野颯太も、「久しぶりに皆さんに勝利を届けることができて、僕らも嬉しい気持ちでした。サポーターの皆さんにも喜んでいただいて、より次も勝ちたいという気持ちが増しました」と前節を振り返る。ホームでの勝利、連勝を目指す今節に向けては、「決定力にフォーカスして取り組んできました」と話し、ゴールやアシストで貢献するべく臨む。

【CEREZO OSAKA】

対戦相手の柏はリーグ戦4試合未勝利と結果が出ていないが、前節の鹿島アントラーズ戦では0-0で勝点1を獲得。連敗を3で止め、複数失点が続いていた流れもストップした。5試合ぶりの勝利へ、今節は強い気持ちで臨んでくることは間違いない。セレッソとしても、まずは個々のデュエル、セカンドボールのバトルで一歩も引かない姿勢を出さないといけない。また、柏は前線、最終ラインに高さのある選手も多いだけに、「セットプレーとクロス対応」(小菊昭雄監督)は今節のカギになる。前節のように引き過ぎてしまうと、アクシデントも含めた失点の確率は上がってしまう。よりアグレッシブな守備も心掛けていきたい。そして、何といっても10番・マテウス サヴィオに仕事をさせないことがポイント。対峙する選手を含め、しっかりとマークに付き、自由にプレーさせないようにしたい。そうした守備面で柏に対応しつつ、「今週は攻撃のところも、立ち位置を含めてそれぞれの良さを出せるように準備してきた」と小菊監督。勝点3を取ることを第一に、ボール保持やアタッキングサードでの質も上げていきたい。

【CEREZO OSAKA】

前節、勝利したとは言え、ここで止まるわけにはいかない。7月、8月と失った勝点を取り返すためには、ここからさらに連勝を重ねていく必要がある。前節は見事なドリブルから同点ゴールをアシストしたルーカス フェルナンデスも、「残り8試合、自分たちはまだまだ成長していける」と意欲を覗かせる。ホームで勝って連勝を達成し、前節、掴んだ流れをさらに大きくしていきたい一戦だ。
(文=小田尚史)
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