躍動の久保は終盤に交代、レアル・ソシエダはレアル・バジャドリーとスコアレスドロー

レアル・ソシエダ
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【©︎RealSociedad】

両チーム再三の好機をものにできず

 ラ・リーガ第6節、ラ・レアル(レアル・ソシエダの愛称)は敵地ホセ・ソリージャでレアル・バジャドリーと対戦した。サン・セバスティアンでは国際映画祭が開幕。世界の映画界の関係者がカンタブリア海の真珠でレッドカーペットを颯爽と歩く中、イベリア半島北中部バジャドリーでは激しい攻防戦が繰り広げられた。

 今節、イマノル監督はセルヒオ・ゴメスを左SBに配置する攻撃的な布陣を披露。そして、セルヒオ同様、今夏加入のアイスランド代表オスカルソンが初の先発起用をされた。10分、久保が左サイドからエリア内に侵入し力強い突破を見せ、オスカルソンにラストパス。至近距離からのシュートは相手DFにブロックされ初得点とはならない。

 28分にはカウンターからバジャドリー守備ラインの裏へ久保がスルーパスを出したが、GKがベッカーの一対一のシュートをブロック。前半終了間際にはアランブルからの高精度のクロスを再びベッカーが頭で合わせたが、アーセナルの下部組織で育ったバジャドリー守護神エストニア代表ヘインがパラドン。多くの決定機を得たラ・レアルだが決め切ることができないまま前半を終える。

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 後半最初にチャンスを迎えたのはバジャドリー、しかしベネズエラ代表アランブルが数的不利の中、完璧な対応を見せシュートをブロック。66分にはCKの流れからのスビメンディの横パスを受けたオヤルサバルがボールを押し込んだが、わずかに足先がオフサイドラインを越えていたとして取り消されることに。72分に久保のエリア内からのパスから反転し放ったベッカーのシュートはクロスバーに嫌われた。

 この日、ゴールさえ決まっていれば、決定的なシーンをいくつも演出した久保は81分にピッチを退いた。不運という言葉では表現できないが、あまりにもゴールが遠いラ・レアルは終盤のピンチを凌ぎきり、下位対決は痛み分けのスコアレスドロー。直近4試合で無得点が続く。次戦は25日、舞台を変えE L初戦、敵地でのニース戦に臨む。
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著者プロフィール

レアル・ソシエダは1900年代初頭に創設され、2度のリーグ優勝と3度の国王杯を制したスペインの名門サッカークラブです。過去にはミケル・アルテタやシャビ・アロンソといった名選手がプレーし、2022年からは日本代表の久保建英が所属しています。

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