撃ち合い必至の鉄板カード。好調ビジャレアル、バルセロナの独走を止められるか

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9月22日の現地時間18時半にキックオフを迎えるビジャレアル対バルセロナは、今季のラリーガ EA SPORTS におけるベストゲームの一つとなる可能性を秘めている。単独首位と2位タイによる上位決戦という背景はもちろんのこと、エスタディオ・デ・ラ・セラミカでの対戦に挑む両チームはリーグ屈指の攻撃のタレントを擁し、高い得点力を武器に好スタートを切っているからだ。

バルセロナが開幕から5連勝を挙げたのは2017/18シーズン以来のことだ。しかもこの5試合で計17ゴールを量産している。8月の4試合で3ゴール2アシストを記録したラフィーニャは月間MVPに、同じく1ゴール4アシストと活躍したラミン・ヤマルは23歳以下の月間MVPに選出。ロベルト・レバンドフスキは早くも4ゴールを挙げ、得点ランキング単独首位に立つ。彼ら豪華攻撃陣に加え、後方では新たな主将に就任したマルク=アンドレ・テアシュテーゲンが5試合4失点に抑えている。

絶好調のラフィーニャは第4節バジャドリー戦で3得点1アシストと大活躍 【(C)LaLiga】

ヤマルはここまで3得点4アシスト。前節ジローナ戦では2ゴールを挙げている 【(C)LaLiga】

一方のビジャレアルもここまで3勝2分と無敗を保ち、アトレティコ・デ・マドリー、レアル・マドリーと共に2位タイで並んでいる。昨年11月にエスタディオ・デ・ラ・セラミカに帰ってきたマルセリーノ・ガルシア・トラル監督の指揮下、それまで低迷していたチームは、手堅い守備から流れるような攻撃を仕掛けるフットボールを取り戻した。マルセリーノとバルセロナのハンジ・フリック監督は今回が初対戦。2人はいずれも8月のラリーガ EA SPORTS 月間最優秀監督候補にノミネートされ、最終的に後者が受賞している。

ビジャレアルは今夏に10人の新戦力を大量補強し、その多くが即戦力として機能している。中でもベティスから加入したアヨセ・ペレスはここまでチームに勝ち点5をもたらす活躍を見せており、先週末のマジョルカ戦でも95分に決勝点を挙げたばかりだ。

マルセリーノは7シーズンぶりに復帰した昨季、チームを見事に立て直した 【(C)LaLiga】

アヨセはここまでチームトップの3得点。その全てが重要な勝ち点に直結している 【(C)LaLiga】

昨季の同カードはいずれもスペクタクルな撃ち合いとなった。ビジャレアルで行われたシーズン序盤の一戦はバルセロナが4ー3で競り勝ったものの、ビジャレアルも敵地での再戦を5ー3で制し、雪辱を果たしている。合計15ゴールが生まれたこの2試合では、いずれも3度に渡ってリードが覆されている。

このカードが最後にスコアレスドローに終わったのは2012年1月のこと。以降の24試合では1試合平均3.92ゴールが生まれており、激しい撃ち合いが保証された鉄板カードと言っても過言ではない。果たしてビジャレアルはバルセロナの独走を止めることができるのか。バルセロナにとっては、今節が序盤戦の最難関となりそうだ。

昨季の第3節、ビジャレアルホームの一戦はガビのゴールなどでバルセロナが4ー3で制している 【(C)LaLiga】

昨季第22節の再戦はビジャレアルが5ー3で勝利。ゴンサロ・ゲデスらのゴールで雪辱を果たした 【(C)LaLiga】

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