【神戸新聞杯 × 過去データ分析】前走ダービー組&条件戦組の狙いどころ!
【データ分析】
好走馬9頭中8頭は上がり3位以内
■表1 【中京芝2200mで行われた神戸新聞杯過去3年の3着以内馬】
4コーナー通過順で見ると、逃げた馬が1頭も3着以内に入っておらず、良馬場の20年・22年では10番手以下の馬が2・3着に入っている。不良馬場の21年でも10頭立てで9番手だったステラヴェローチェが勝利しており、4コーナー後方からでも届くレースだ。
人気別成績を見ると1番人気馬で3着以内に入ったのは20年コントレイル1着のみ。5番人気以下が5頭好走しており、うち10番人気以下が2頭。22年には3連単45万3670円と波乱となっており、人気薄の激走に注意しておきたい。
好走馬の前走は日本ダービーと1・2勝クラス
■表2 【中京開催の神戸新聞杯過去3回の前走クラス別成績】
日本ダービー組の連対馬5頭中4頭は2走前皐月賞
■表3 【前走日本ダービー組の連対馬5頭】
1・2勝クラス組は中京芝連対実績に注目
■表4 【前走1・2勝クラス組好走馬の中京芝連対実績】
【結論】
前走日本ダービー組中心も、穴で注目はヤマニンステラータ
■表5 【今年の神戸新聞杯の注目馬】
出走予定馬16頭中7頭がキズナ産駒という今年の神戸新聞杯。前走日本ダービー組はジューンテイク、ショウナンラプンタ、ビザンチンドリーム、ミスタージーティーの4頭だが、表3からするとビザンチンドリーム、ミスタージーティーの2頭を上位に狙ってみたい。
ビザンチンドリームは前走日本ダービー17着、2走前皐月賞13着とともに2ケタ着順に敗れているが、新馬戦・きさらぎ賞と連勝した素質馬。夏を休養に充てて立て直されていれば、いきなりから走れてもいい。ミスタージーティーも前走日本ダービーは16着と大敗しているが、上がりは2位タイの脚を使っている。今回中団で脚を溜められれば、一変も十分にありえる。
先日のセントライト記念では前走日本ダービーで6着以下だった馬たちが上位3着以内を独占。スローの瞬発力勝負となった日本ダービーで後方のまま敗れたジューンテイクとショウナンラプンタだが、この2頭も当然評価しておきたい。
前走1・2勝クラス組からはヤマニンステラータ、オールセインツの2頭を評価。ヤマニンステラータは前走中京芝2200mの1勝クラス・揖斐川特別を差し切り勝ち。前走では上がり2位の馬(34秒6)を0秒7上回る33秒9の脚を使っている。重賞初挑戦でまだ格下の存在だが、穴で狙って面白い。オールセインツは前走新潟芝2000mの2勝クラス・月岡温泉特別を勝利、上がり最速タイの32秒3で差し切っている。デビュー戦となった今年3月の中京芝2200mの未勝利戦を勝利しており、中京芝実績もある。1・2勝クラス組ではこの2頭、とりわけ人気薄のヤマニンステラータの激走に期待したい。
ライタープロフィール
ケンタロウ(けんたろう)
1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。
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