2024年9月16日ラリーガ第5節、アトレティコ・デ・マドリーは、シビタス・メトロポリターノにてバレンシアCFを迎え撃ち、3-0という圧倒的な勝利を収めた。

試合の序盤からアトレティコ・デ・マドリーは、その強固な守備と組織的な攻撃でバレンシアを圧倒。オブラクからスタートしたビルドアップは、中央での巧みなパスワークと的確なポジショニングでチーム全体が一体となり、試合の主導権を握った。

待望の先制点が決まったのは、前半39分。グリーズマンが攻撃の起点となり、デ・パウルの巧妙なスルーパスに反応したギャラガーがゴール前へ抜け出し、見事なフィニッシュでネットを揺らした。このギャラガーのチーム初得点でアトレティコ・デ・マドリーは試合を優位に進めることとなった。

その後もアトレティコ・デ・マドリーの攻守におけるバランスの取れたプレーは続く。守備面では、CBのル・ノルマンとヒメネスが堅固なディフェンスラインを構築し、バレンシアの攻撃を完全に封じ込めた。

後半に入ってもチームの攻撃は止まらず、54分には2点目が決まる。右サイドからのクロスを受けたリーノがヘディングでボールを収め、これをグリーズマンが中央でキャッチ。彼は落ち着いた様子でシュートを放ち、バレンシアのGKが反応する間もなく、ボールはゴールへと吸い込まれた。

バレンシアは何とか反撃を試みるも、チームの守備陣は鉄壁を誇り、相手に決定的なチャンスを許さなかった。バレンシアはわずかに数回のシュートチャンスを得るに留まり、そのほとんどが枠外やアトレティコの守護神オブラクに阻まれた。

試合終了間際にダメ押しの3点目を奪う。交代出場したアルバレスが、カウンターからリーノのパスを受け取り、巧みなシュートをゴールに叩き込んだ。この得点で試合の勝敗は決定的となり、アトレティコ・デ・マドリーは会心の勝利を収めた。そしてこのゴールは、アルバレスがチームに加入して以来、初めての得点となった。

バレンシア相手に3-0と快勝し、アトレティコ・デ・マドリーはラリーガの上位争いに食い込む重要な勝ち点を手に入れた。次の試合は19日、UEFAチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第1節のライプツィヒ戦に挑む。