小さな広告、大きな反響【VfBシュトゥットガルト】

VfBシュトゥットガルト
チーム・協会

【@VfBStuttgart】

131周年を迎える今日、最近発見された事実を基にVfBシュトゥットガルトの歴史を振り返ってみましょう。

1893年の夏、シュトゥットガルト郊外の市民協会がシュトゥットガルトのシュテッカッハ地区のスケート場で、若者とスポーツのイベントを開催しました。中学校教師のカール・カウフマンの助けにより人々は週に2回、そこで遊ぶことが可能になりました。なにより当時シュトゥットガルトでは全く知られていなかったサッカーが、若者を楽しませました。

その人気を受けてカール・カウフマンはこの新しいスポーツの普及に乗り出しました。そしてこれは最近になって発見されたことですが、1893年7月16日の『シュトゥットがルター・ノイエ・タークブラット』に小さな広告を掲出しました。多くの広告の中に紛れた簡素な告知は、全ての屋外球技ファンをシュテッカッハ広場でのサッカーに招待するものでした。

広告には大きな反響がありました。多くの人々が集まり、選手たちはクラブ創設の意志を示しました。まだ緩かったシュテッカッハの選手コミュニティが1890年から存在したカンシュタッター・フースバルクラブの一部になるというプランは、9月の合同ミーティングで拒否されました。代わりにサッカー愛好家たちは小さなクラブを創設、後にVfBを形成する2クラブの一つとなるフースバル・フェアアイン・シュトゥットガルトが誕生しました。1893年9月9日に20人のメンバーで発足したクラブの創設記念日は、現在もVfBに受け継がれています。
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著者プロフィール

VfBシュトゥットガルトはドイツのバーデン=ヴュルテンブルク州シュトゥットガルトを本拠とするサッカークラブで、1893 年に創設されて以降これまでに計 5回ドイツ王者に輝いており、最近では 2006/2007 シーズンにブンデスリーガを制しました。日本とのかかわりも深く、かつては岡崎慎司、酒井高徳、浅野拓磨、現在は遠藤航と伊藤洋輝が所属しています。

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