【東都大学野球】秋季リーグ戦開幕直前インタビュー

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【日本大学】

 令和6年度東都大学野球秋季1部リーグ戦が、9月9日(月)に開幕する。
 春季リーグ戦は4位に終わった日本大学野球部だが、優勝した青学大から唯一勝ち点を奪い、19年秋から続く連敗を16で止めた。また、エース・市川祐(法3年・関東第一)が最優秀投手賞、リーグトップの4本塁打を放った谷端将伍(経済3年・星稜)が打率3割2分7厘を記録し首位打者になるなど、3年生の二人が個人タイトルを獲得。市川にいたっては、侍ジャパン大学代表に選出され、国際大会優勝に貢献しており、秋季リーグ戦に向けて好材料は多い。
 開幕を前に、選手たちにインタビューをおこなった。

 市川は「リーグ戦の出だしは調子が良くなかった。亜細亜大戦後、空き週がありそこで立て直し、自分のピッチングができた。しかし、ロースコアで負けた試合が多かった。いい守りができたが、チャンスでのもう1本が出なかった。」と春季を振り返り、「リーグ戦終了後に、海外に行く機会があったので、レベルの高い選手と一緒にプレイしたことは収穫が大きい。」と国際大会で得た経験を語ってくれた。「優勝争いをして負けているので、争う中で勝ち切るようにしたい。ずっと4勝続きだったので5勝し、タイトルを取っていきたい。」と意気込んだ。
 一回り成長したエースのプレーに期待したい。


 

チームのエース・市川祐(法3年・関東第一) 【日本大学】

 春季、ブレイクした谷端に話を聞くと、「とにかくチームのために気持ちを強く持って打席に立った。中央大と國學院大戦は打てなかった。守備と打撃の課題を上げて、秋こそは単独首位を取りたい。」と春季を振り返り、「守備面で市川ら投手陣を助け、万全で取り組みたい。4割、そしてHRを多く打ちたい。課題の守備は肩には自信があるので確実に守りたい。」と同期である市川との活躍を誓った。
 春季は首位打者だけではなく、リーグトップの4本塁打を放った谷端、秋季も持ち前の打撃センスに期待がかかる。

春季はリーグ戦トップの4本塁打を放った谷端将伍(経済3年・星稜) 【日本大学】

 市川、谷端と同じく3年生で、春季に活躍したのは捕手の南條碧斗(3年危機管理・報徳学園)だ。駒澤大との第2戦では3安打3打点と大暴れ、勝ち点獲得に貢献。また、春季からスタメンマスクを被っている。「市川と山内さんはそれぞれの抑え方を持っていて、捕手として組み立てやすかった。打順は7番か8番であるが、チャンスで打てなかったところは課題である。」と反省。秋季は「打撃と守りで貢献したい。4年生と一緒にプレイできる最後のシーズンなので、優勝をめざし、まずは開幕戦の中央大に勝ち点を上げ、チームに勢いをつけたい。」と意気込んだ。
 日大の扇の要として、投手を引き立てるリードに注目だ。

守備の要、南條碧斗(3年危機管理・報徳学園) 【日本大学】

 続いて話を伺ったのは、チームの精神的支柱である投手の山内翔太(スポーツ科学部4年・習志野)、春季はリアル二刀流を実現。投げては防御率1.03と抜群の安定感を見せた。
 山内は春季を「あまり勝てなかった。調子にかかわらず、優勝のかかった試合、落としてはいけないところを勝ち切りたかった。。」と振り返り、「夏の間はランニングとウェイトトレーニングを組んで計画的にオープン戦と両立できた。リリーフも多く登板したので、いろいろな場面を想定して投げた。優勝、日本一を目指して一戦一戦こだわって戦いたい。防御率1位を奪取したい。」と、夏に十分なトレーニングを積んだことを話してくれた。
 大学最後のリーグ戦、チームを支え続けてきた山内の集大成に注目してほしい。

チームの精神的支柱である山内翔太(スポーツ科学部4年・習志野) 【日本大学】

 最後は主将・橘田陸斗(経済4年・山梨学院)、ベンチ入りする4年生が少ないチーム を、ここまでまとめ上げてきた。
 そんなチームの主将は春季を振り返り「青山学院大に連勝するも、中央大に接戦負け。ずるずると結果を引きずり、國學院大戦では大敗してしまった。例年よりいい戦いができたが、不甲斐ない試合内容もあり課題が残った。」と反省。夏期間中は課題克服に取り組んできた。「監督からは積極的に…とアドバイスされている。去年の悔しさがあるので、一戦一戦を大事に戦い、リーグ戦優勝、日本一を目指たい。チームが1点ほしい時に勝負強いバッティングできるようにしたい。」と秋季に向け意気込んだ。

主将・橘田陸斗(経済4年・山梨学院) 【日本大学】

 今年、就任4年目を迎える片岡監督は「青山学院大に勝ち点を挙げ、中央大戦と國學院大戦が1つずつ残り、結果次第では優勝も見えたシーズンであったが、戦国東都の名の通り、戦い方ひとつで下位に転落する。普段から有事に備えて、臨機応変に戦えるように練習してきたが、発揮できなかった。」と反省。「あと1勝を勝ち取るために夏は徹底してフィジカル面を鍛えた。チームプレイはもとより、投手は投げ込み、打者は振込みに徹し、技術を1%でも上げられるよう、チームでやるべきことをやった。オープン戦もリーグ戦を仮定して臨んでいた。」と夏期間中を振り返り、「選手と共に24回目の優勝を目指したい」と話してくれた。

今年就任4年目を迎える片岡監督 【日本大学】

令和6年度東都大学野球秋季1部リーグ戦 日程

第1週 VS中央大
   1戦目 9月9日(月)11時30分試合開始予定@神宮球場
   2戦目 9月10日(火)11時30分試合開始予定@神宮球場

第2週 VS青学大
   1戦目 9月24日(火)14時試合開始予定 @神宮球場
   2戦目 9月25日(水)14時試合開始予定 @神宮球場

第3週 VS國學院大
   1戦目 10月1日(火)14時試合開始予定 @神宮球場
   2戦目 10月4日(金)14時試合開始予定 @神宮球場

第4週 VS東農大 10/8(火)
   1戦目 10月8日(火)9時試合開始予定@神宮球場
   2戦目 10月9日(水)9時試合開始予定@神宮球場

第5週 VS亜細亜大 10/22(火)
   1戦目 10月22日(火)11時30分試合開始予定 ※場所未定
   2戦目 10月23日(水)11時30分試合開始予定 ※場所未定

※雨や、プロ野球、他の連盟の試合によって、順延する可能性があります。試合詳細は(一社)東都大学野球連盟オフィシャルウェブサイトから確認ください。
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著者プロフィール

日本大学は「日本大学競技スポーツ宣言」を競技部活動の根幹に据え,競技部に関わる者が行動規範を遵守し,活動を通じた人間形成の場を提供してきました。 今後も引き続き,日本オリンピック委員会を始めとする各中央競技団体と連携を図り,学生アスリートとともに本学の競技スポーツの発展に向けて積極的なコミュニケーションおよび情報共有,指導体制の見直しおよび向上を目的とした研修会の実施,学生の生活・健康・就学面のサポート強化,地域やスポーツ界等の社会への貢献を行っていきます

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