久保は途中交代、レアル・ソシエダは敵地でヘタフェ とスコアレスドロー

レアル・ソシエダ
チーム・協会

【©︎RealSociedad】

新FWオスカルソンが早速デビュー

 ラ・リーガ第4節、ラ・レアル(レアル・ソシエダの愛称)は敵地コリセウム・アルフォンソ・ペレスでヘタフェと対戦した。かつて久保がホームとしてプレーした地として日本でもお馴染みのスタジアム。開幕から1勝2敗と振るわないラ・レアル。移籍市場が閉まる直前にアイスランド人FWオスカルソン、モロッコ代表アゲルドを獲得。早速、マドリーへの遠征のメンバーに加わった。

 敵陣左サイドにはかつてのチームメイト、ディエゴ・リコとアレックス・ソラが配され、同サイドでのマッチアップとなった。13分にファウルを受けるまで、ほとんどボールに触れる
機会もなく、一方的に押し込まれるラ・レアル。シンプルなロングボールを選択肢に持つボルダラス監督のサッカーに苦しめられる展開。

 攻撃の糸口を見つけられないラ・レアルにさらなる追い打ちがかかる。28分、司令塔ブライス・メンデスが右足を負傷し、バレネチェアとの交代を余儀なくされる。膠着状態が続く中、イマノル監督は前半終盤に、CBジョン・マルティン、左SBハビ・ロペスにウォーミングアップの指示を与える。

【©︎RealSociedad】

 スコアレスで迎えた後半、スベルディアに代わりジョン・マルティンが出場。さらに新加入オスカルソンも出場準備を始め、ラ・レアルサポーターが熱い声援で後押しをする。ピッチ内では48分、55分とピンチが続くが、守護神レミロを中心にゴールを守り切る。久保は60分にベンチへと下がる。

 そして66分、この日一番スタジアムがわいた。重度の怪我から長期離脱を強いられていたアイエン・ムニョスが戦列復帰。さらに新9番オスカルソンが早速チュリウルディン(バスク語で白青の意)デビューを飾る。だか、ポストプレーで技術の高さは見せたが、ゴールに向かってプレーする機会が無く、救世主としてのサポーターの期待に応えることができない。

 互いに大きな見せ場なく、このまま試合は終了。PA内でのハンドに対し笛を吹いてもえない不運もあったが、選手、サポーター共にストレスの溜まる結果となった。唯一、曲者相手にアウェイで勝ち点1を獲得したことは国際マッチデイによる中断を前に僅かながら好材料と言えるだろう。

 次戦は14日、レアレ・アレナにてレアル・マドリーと対戦。序盤戦、エンジンのかかりきっていない欧州王者相手に浮上のきっかけが掴めるか注目が集まる。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

レアル・ソシエダは1900年代初頭に創設され、2度のリーグ優勝と3度の国王杯を制したスペインの名門サッカークラブです。過去にはミケル・アルテタやシャビ・アロンソといった名選手がプレーし、2022年からは日本代表の久保建英が所属しています。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント