久保のゴラッソでレアル・ソシエダはエスパニョールに0ー1で勝利

レアル・ソシエダ
チーム・協会

【©︎RealSociedad】

途中出場にカットインからのゴールで応える

ラ・リーガ第2節、新シーズンを黒星でスタートしたラ・レアル(レアル・ソシエダの愛称)は昨季昇格プレーオフを勝ち抜きプリメラ(1部)復帰を果たしたエスパニョールの本拠地RCDEスタジアムを訪れた。

 久保はベンチスタート。今夏巨額のオファーがありながらクラブ残留を決断したスビメンディが中盤の底に、またパリ五輪での活躍も記憶に新しく、大会前にマンチェスター・シティから加入したセルヒオ・ゴメスが3トップの一角で先発した。序盤は前節同様、相手にリズムを掴まれる展開に。縦にシンプルな攻撃で守備陣の背後をつくエスパニョールの攻撃に苦戦する。

 21分、ポジションを右サイドに移したセルヒオ・ゴメスが鋭い切り返しからシュートを放ち、反撃を開始。同刻、RCDEスタジアムには15年前に若くして急逝したダニ・ハルケへの追悼の拍手が鳴り響いた。かつての主将が背負った21番への敬意から、すっかりお馴染みの光景となった一分間。27分には再びセルヒオ・ゴメス。強烈なFKはGKが弾く。その後は互いに見せ場なく0ー0で後半へ。

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 56分、パチェコの処理ミスからピンチを迎えたラ・レアルだが、エスパニョールの決定力の無さに救われる。67分、ついに久保がピッチへ。セルヒオ・ゴメスが中盤に下がり、久保は定位置の右サイドへ陣取るがなかなかボールに触れられない時間が続く。

 そして80分、この起用に応え、値千金の先制点をチームにもたらす。トラオレからのパスを受け、対峙する2人のDFの間を抜けPAに侵入。左足から放たれたシュートはGKの手を弾きゴールネットへと突き刺ささった。ベンチスタートの鬱憤を晴らす得点を決めた後、久保は背中の14番を誇示する。

 アディショナルタイムを含め100分近く続いた死闘は虎の子の一点を守り切ったラ・レアルが今季初勝利をあげた。次戦は28日、ホームにデポルティボ・アラベスを迎え本拠地初勝利を賭けた戦いに挑む。
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著者プロフィール

レアル・ソシエダは1900年代初頭に創設され、2度のリーグ優勝と3度の国王杯を制したスペインの名門サッカークラブです。過去にはミケル・アルテタやシャビ・アロンソといった名選手がプレーし、2022年からは日本代表の久保建英が所属しています。

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