【ガンバ大阪】勝つ流れを取り戻す柏戦。攻守で隙のない戦いを柏相手に見せつける

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【©GAMBA OSAKA】

エースの宇佐美が不在でも「ガンバは個人だけでなく、組織で戦うチーム」(福岡)であることを見せつけ、前節はFC東京を終始圧倒したガンバだったが、ゴールだけが遠かった。
しかし、中断期間中に取り組んだ攻撃の積み上げは、シュート19本という形で結実。ガンバの武器でもあるウェルトンと山下の両ワイドの単独突破だけでなく、黒川と松田が効果的に絡むなど、シーズン後半に向けて新たなガンバのスタイルの一端を示したが「前半は外から見ていても点さえ入っていればパーフェクトだった」と宇佐美は仲間の戦いをこう振り返った。

順位こそ3位に後退したが、首位町田との勝点差は依然5と変わらない。ただ4位の広島がガンバに勝点2差で迫るなど上位陣の混戦模様が続く中、ガンバはアウェイの柏戦に挑む。
ミッションは明確だ。「柏戦だけじゃなく、ここからは全ての試合が大事になる。これ以上足踏みをするわけにはいかないので全員でしっかりと勝っていきたい」。プロ生活のスタートを切った古巣との戦いに闘将、中谷は言い切った。

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中3日のガンバに対して、柏は前節の浦和戦が試合直前の雷雨のために中止。フレッシュな状況でガンバに向かってくる。
「一番大事なことは、最初の時間帯に相手が勢いよく来た時に気をつけたい」(ポヤトス監督)。連敗中の柏は現在15位だが、ホームで当然勝ちにくる。アグレッシブにプレスを繰り出してくるであろう柏のプレスの出足に飲まれることなく、クレバーにボールを動かすのみだ。

「相手はビルドアップに固執するチームでないと思う」と宇佐美は話すが、パリ五輪で存在感を放った細谷に加えて、徳島時代にポヤトス監督の指導を受けた垣田も7月に新加入。前線の特徴あるアタッカーを封じるだけでなく、セカンドボールの回収も重要になる。
「粘り強く戦うとか、走り勝つとかセカンドボールを拾うとか、ベーシックなところが大事になる」(宇佐美)。

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ガンバが勝利を手にする上で不可欠になるのは右サイドの攻防で後れを取らないことである。柏の左SBのジエゴは3得点、3アシストで、マテウス サヴィオは7得点、5アシスト。柏の総得点30点のうち、16点にブラジル籍コンビが絡んでいる。「ジエゴ選手のサイドにボールを供給させない練習をしたがそれがうまくハマれば相手のチャンスは減る」と徳島時代のチームメイトでもあるジエゴらを福岡は警戒する。
また中谷も「マテウス サヴィオ選手はどこからでも自分の形に持っていける選手。彼にボールが入れば慌てずにしっかりと対応したい」と柏の司令塔を封じる決意を口にした。

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シンプルだが、力強い攻撃力を持つ柏に対して、ガンバの強みは「私たちにはクレバーな選手が揃っているし、試合を読む力に長けている」とポヤトス監督。ボールも繋ぐが、シンプルな速い攻撃も織り交ぜながら、柏を攻め切るのみである。
「ここ2試合は少し停滞していているので、気持ちよく勝って、またいい流れを持ってくる」(宇佐美)。勝点3とともにガンバが再加速する。
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著者プロフィール

ガンバ大阪は、北摂・北河内地域をホームタウンとして活動しています。 「ガンバ」は、イタリア語で「脚」を意味する言葉で、日本語の「頑張る」にも通じています。 「チーム一丸となって勝利を目指して頑張るチーム」「どんな状況でもガンバって勝利を勝ち取るチーム」「大阪をホームタウンとし、大阪を中心とした関西ファンの声援を受けてガンバるチーム」「日本一、世界一のクラブ組織に向けてガンバるサッカークラブ」という気持ちが込められています。

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