【順天堂大学】空前の大逆転で日本が2大会ぶり「金」 橋本選手、萱選手、谷川選手の順大OB勢が牽引 パリ五輪体操男子団体総合

チーム・協会

【共同通信社】

パリオリンピックの体操男子団体総合決勝が7月29日(現地時間)に開催され、本学OBの橋本大輝選手(2024年卒)、萱和磨選手(2024年修了)、谷川航選手(2019年卒)=いずれもセントラルスポーツ=らの日本が、2大会ぶりの金メダルを獲得しました。5種目を終えてトップの中国に3.267点差を付けられていましたが、最終6種目目の鉄棒で大逆転。主将の萱選手を中心に抜群のチームワークで頂点に立ちました。

萱和磨選手(2024年修了/セントラルスポーツ) 【共同通信社】

日本は本学OB3選手の他、岡慎之助選手、杉野正尭選手=ともに徳洲会=の5人で今大会に臨みました。予選2位通過の日本は、予選トップの中国と同じ組で床運動からスタート。2種目目のあん馬でエースの橋本選手が落下し、苦しい展開を余儀なくされるも、決して慌てませんでした。

中国勢が得意な3種目目のつり輪では、谷川選手が日本選手最高の14.500点をマーク。4種目目の跳馬では橋本選手があん馬のミスを挽回する14.900点を獲得しました。萱選手は床運動、あん馬、つり輪、平行棒の4種目でプレッシャーがかかる1番手を任され、いずれも14点台。「失敗しない男」という異名通りの活躍で、逆転への道筋を作りました。

谷川航選手(2019年卒/セントラルスポーツ) 【共同通信社】

最終6種目目は鉄棒。中国は2番手の選手が2度落下し、日本に金メダルのチャンスが舞い込んできました。最終演技者の橋本選手は、F難度「リューキン」などの技を丁寧に一つ一つ決め、さらに着地を執念で止めると渾身のガッツポーズ。中国の最終演技者が終わり、日本の金メダルが確定すると、選手らは涙を流したり、雄叫びを上げたりしながら、抱き合って喜びを分かちあいました。

橋本大輝選手(2024年卒/セントラルスポーツ) 【共同通信社】

橋本選手、萱選手、谷川選手の3選手は3年前の東京五輪にも出場し、惜しくも銀メダルに終わっていました。リベンジを誓ってパリの舞台に立ち、表彰台の一番高いところで満開の笑顔を咲かせました。

【共同通信社】

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スポーツ健康科学部は「スポーツと健康」に関する多角的な視点、専門性並びに高い倫理観を備え、スポーツを通じて持続可能な社会の構築に貢献できる人材を養成することを目指しています。 スポーツを「する」「みる」「ささえる」「ひろげる」というさまざまなアプローチで、学生一人ひとりの能力や強み、そして、可能性を最大限に伸ばすことができるサポートを備えています。

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