【柔道】オリンピック柔道観戦のススメ(1):オリンピック柔道競技のキホン
【全日本柔道連盟】
スポーツナビ・全日本柔道連盟公式情報ページでは、本日より今大会の基本情報・選手プロフィール・大会結果等を更新します。
【実施種目】
男子個人戦(7階級):-60kg、-66kg、-73kg、-81kg、-90kg、-100kg、+100kg
女子個人戦(7階級):-48kg、-52kg、-57kg、-63kg、-70kg、-78kg、+78kg
男女混合団体戦
【大会日程・日本代表選手】
7月27日(土) 48kg級:角田 夏実
60kg級:永山 竜樹
7月28日(日) 52kg級:阿部 詩
66kg級:阿部 一二三
7月29日(月) 57kg級:舟久保 遥香
73kg級:橋本 壮市
7月30日(火) 63kg級:髙市 未来
81kg級:永瀬 貴規
7月31日(水) 70kg級:新添 左季
90kg級:村尾 三四郎
8月1日(木) 78kg級:髙山 莉加
100kg級:ウルフ アロン
8月2日(金) 78kg超級:素根 輝
100kg超級:斉藤 立
8月3日(土) 男女混合団体戦
予選ラウンドは個人戦が日本時間17時から、団体戦は日本時間15時開始となります。
決勝ラウンドは全日程23時から行われます。
※競技時間の詳細はパリ2024オリンピック組織委員会のページをご参照ください。
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パリオリンピックの柔道競技には、男子186名、女子186名、合計372名の選手が参加できます。最終日の男女混合団体戦は男子3選手(-73㎏/-90㎏/+90kg)、女子3選手(-57kg/-70kg/+70)で構成され、選手は自身の階級、もしくは1つ上の階級に出場できます。各国の最大選手数は男女各7名(1階級につき1選手)の14名です。
出場資格は選手個人に割り当てられますが、国際柔道連盟(IJF)ランキングリストの直接的な出場資格制度により、世界ランキングの17位以内に同じNOCの選手が2名以上資格を持っている場合は、NOCがどちらの選手を出場させるか決めることができます。年齢は2009年12月31日以前が誕生日であることが条件です。
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●個人戦
試合時間は4分間で、勝敗は「一本」または「技あり」となります。反則負け(ダイレクト反則負けまたは指導の積み重ね)の場合を除き、ペナルティーで勝者は決まらず、ペナルティーは得点にはなりません。
4分間の試合時間が終了し、両者ノースコアの場合、または同点の場合は、与えられた指導の数に関係なく、ゴールデンスコアで試合を続行します。ゴールデンスコアには時間制限はなく、勝敗はスコア(技ありまたは一本)または反則負け(ダイレクト反則負けまたは指導の累積)によってのみ決まります。ダイレクト反則負けが与えられた場合、レギュラータイムの試合時間内で行われたのと同じ結果となる。
●男女混合団体戦
試合終了時に両チームの勝ち数が同じだった場合、選手の有無に関わらず、全階級から抽選を行います。両チームとも選手がいない階級は抽選から除外し、抽選で選ばれた階級の選手が勝敗を決するため代表戦をゴールデンスコア形式で行います。
【勝敗の決まり方】
柔道の勝敗を決めるパターンは大きく分けて4つあります。
①一本
最も大きいポイントで「一本」が決まった瞬間、試合が終了します。「投げ」は『相手を制す』『背中を畳につける』『強さ』『速さ』の4つの要素を満たすことが一本となる条件です。「抑え込み」は寝技の展開に持ち込み、相手の背中及び両肩を畳に着けた状態で抑え込むことを指します。「抑え込み」の場合には20秒で「一本」となります。
・一本の評価基準
1.スピード
2.力強さ
3.背中が着く
4.着地の終わりまでしっかりとコントロールしている
・ローリングは、(背中の一部が)着地してから中断せずに背中が着いた場合にのみ「一本」を与えられます。
・受が着地する角度によりスコアの評価が変わります。以下の図のように転がり背中を着いた場合、一本とします。(※他の基準を満たす場合)。
【国際柔道連盟】
・「一本」の 4 つの評価基準全てを満たしていない場合、「技あり」が与えられます。
・「技あり」の評価には、以前の「有効」も含まれます。
・着地してから動作が一時中断し、その後ローリングした場合、もしくは体側が着地してからローリングした場合(下肢から肩、もしくは肩から下肢)、「技あり」を与えることが出来ます。
・受が着地する角度によりスコアの評価が変わります。以下の図のように転がった場合、技有とします。(※他の基準を満たす場合)
【国際柔道連盟】
1つの試合で2回目の「技あり」を取ったとき、合わせ技一本となります。
④反則
わざと相手と組み合わなかったり、消極的な姿勢を取った場合など「指導」が与えられますが、3回受けるとその時点で「反則負け」となります。
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次回、オリンピック柔道観戦のススメ(2)は大会初日に出場する角田選手・永山選手の紹介です。
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