[ガンバ大阪]3度目の正直で掴み取る3連勝。勢いのある東京Vにガンバの勝負強さを見せつける

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【©GAMBA OSAKA】

昨季、2敗を喫していた名古屋に1-0で勝ち切り、5位に浮上したガンバ。2試合連続のクリーンシートに加えて、相手にほぼ決定機を作らせない鉄壁の守りを見せたガンバだが、一森や中谷ら最終ラインの踏ん張りだけでなく、チーム全体の守備意識が一つのベクトルとして重なり合っていることが大きな要因だ。
「前線の選手たちがハードワークしてくれることで守れている部分もある」と福岡も話すが、宇佐美を筆頭に誰一人としてハードワークを怠らないことがリーグ最小失点タイの結果をもたらしている。

中3日で迎える東京V戦はガンバにとって、今季まだ乗り越えられていない壁へのチャレンジとなる一戦だ。ここまで2度、2連勝でストップしているガンバが目指すのは、今季初の3連勝。「今は順位的にもグッと上がってきて、大阪ダービーにも勝っているし、試合に対しての熱量の重要性を全員が分かっている。クオリティとか戦術的に上回るというよりはまず、熱量で相手を上回らないと勝てない」と宇佐美も気持ちの重要性を口にする。

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敵地で対戦するのは今季、16年ぶりにJ1に昇格してきた東京Vだが、決して侮れない相手であることは11位という順位ではなく直近の10試合負け知らずという戦歴が物語る。
「本当にハードワーカーが多いし、球際も強いチーム」(ポヤトス監督)。
総得点はリーグ4位タイの20得点という数字を見ても、東京Vは侮れない攻撃力を持っている。ダービーや名古屋戦で見せた規律ある粘り強い守備でペースを握りたいガンバだが、同時に不可欠なのが効果的なボール保持。ポヤトス監督も「名古屋戦では前半で60%以上のポゼッション率を持っていたが、相手が攻めて来られない状況をしっかりと作っている」と受け身になり続けない戦い方の重要性を口にする。
日程的にはガンバより1日不利な東京Vだが、前節は鹿島相手に3点のビハインドを背負いながらも3-3のドローに持ち込んでいる。しかも鹿島から期限付き移籍している染野と林を欠いてもなお、爆発力を見せた攻撃陣は要警戒だ。

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ガンバから期限付き移籍中の山見は契約上出場できないが、ガンバがとりわけ注意したいのは6得点でチーム得点王の木村と、U-23日本代表でパリ五輪出場権に獲得したレフティの山田楓喜。3得点している山田とのマッチアップが濃厚な黒川も「ファウルをしてFKを与えないことと、左足を振らせないことは意識したい」と気を引き締める。

そして東京Vの最大のポイントは試合終盤の戦い方である。「若い選手がハードワークしてくるし、最後まで戦ってくる」(黒川)。
東京Vは後半アディショナルタイムの失点も4試合あるが、同時に得点も3試合。ガンバとしては複数得点で優位に試合を運ぶのが理想ではあるが、タイムアップの瞬間まで一瞬の隙も許されない戦いになる。
5月15日の「Jリーグの日」に行われる「オリジナル10」対決。もちろん勝つのはガンバだ。
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著者プロフィール

ガンバ大阪は、北摂・北河内地域をホームタウンとして活動しています。 「ガンバ」は、イタリア語で「脚」を意味する言葉で、日本語の「頑張る」にも通じています。 「チーム一丸となって勝利を目指して頑張るチーム」「どんな状況でもガンバって勝利を勝ち取るチーム」「大阪をホームタウンとし、大阪を中心とした関西ファンの声援を受けてガンバるチーム」「日本一、世界一のクラブ組織に向けてガンバるサッカークラブ」という気持ちが込められています。

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