フル出場の久保、レアル・ソシエダは首位レアル・マドリーに0−1で敗戦

レアル・ソシエダ
チーム・協会

【©︎RealSociedad】

久保の同点弾は幻となり、古巣に惜敗

 ラ・リーガ第33節、ラ・レアル(レアル・ソシエダの愛称)はホームにレアル・マドリーを迎えた。レアル・マドリーはここまでマドリーダービーでの一敗のみで、2位バルセロナに勝ち点11差をつけ首位を独走し、CLでもPK戦による劇的勝利でマンチェスター・シティを下し、準決勝へと駒を進めている。火曜日に開催されるB・ミュンヘンとの試合への配慮で当初土曜日開催が予定されたいた試合は急遽一日前倒しで行われた。昨年に続きゴールデンウィークに行われることとなったこのカード、日本からの多くのサポーターの来場が予定されていたが、日程の変更により現地サポーター含め観戦できないという事態が起こった。

 キックオフ前には今季開始直前、怪我により引退を余儀なくされたD・シルバへの金のバッジの授与、またキックオフセレモニーが執り行われた。クラブのレジェンドのレアレ・アレナへの帰還にスタジアムが湧いた。D・シルバに勝利を届けたいラ・レアルは序盤から激しくライバルと闘う。15分、最初の決定機は久保、バレネチェアからのパスをダイレクトでニアサイドを狙うが、GKケパに弾かれる。再びチャンスはラ・レアル、敵を惹きつけたオヤルサバルからのパスをトゥリエンテスが強烈なミドルシュート。これは僅かにクロスバーの上。

【©︎RealSociedad】

 後半開始早々、久保が起点となり、トゥリエンテスがゴール正面でシュートを放つが、再びケパが立ち塞がる。内容で圧倒するラ・レアルだが、ゴールは遠い。ザハリャン、ベッカー、そして終盤にはCBル・ノルマンに代えてA・シルバと次々とアタッカーを投入したが、レアル・マドリーのゴールをこじ開けることはできず、前半の得点を守り切ったレアル・マドリーが0−1で勝利を収めた。

試合巧者の前に後味の悪い敗戦を喫したラ・レアル、来季CL出場権獲得が遠のく結果となり、レアル・ベティス、バレンシアからEL出場権を死守することが残された今季の現実的な目標となった。次戦は5月4日、ホームにラス・パルマスを迎える。
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著者プロフィール

レアル・ソシエダは1900年代初頭に創設され、2度のリーグ優勝と3度の国王杯を制したスペインの名門サッカークラブです。過去にはミケル・アルテタやシャビ・アロンソといった名選手がプレーし、2022年からは日本代表の久保建英が所属しています。

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