<国内男子ゴルフ>中島啓太が欧州連勝の凱旋Vへ「1打にコミット」2打差のチャンス

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■欧州・日本共催「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」4月25日ー28日・総額約3億円(優勝約5400万円)/ 太平洋クラブ御殿場コース(静岡県)7262yard・par70 / ▼25日大会3日目

首位から3差位内に16人がひしめく混戦で、間違いなく大本命だ。
中島啓太が、2差の3位に浮上した。

この日は、コースに出てすぐ1番で3パット。
前日、プレー後の練習時点で速さを感じたグリーンが、今朝の雨で重くなっていた。

「感覚のずれがあった」と、その後も払拭できずに後半ターン。

「耐える展開で、なかなか順位が上がらなかった」と、もどかしさのなか、12番での1.5メートルのパーパットと、「今週、一番気持ち良く打てた」という15番での2.5メートルのバーディチャンスが、その後のゲームを左右する「クラッチパット」(中島)に。

「耐え抜いた結果ご褒美がきた」とさらに3連続バーディを奪った16番で、岡崎キャディと見上げたリーダーボード。
「ショットもほとんどフェアウェイにいないし、パッティングもひどいタッチ。その中で1枚目にいたので、ホント幸せもんですね」と、笑いあった。

一気にトップ10入りを果たすと、もっとも大観衆が集まる最後18番で7メートルのイーグルチャンスにトライし、楽々バーディ締め。
「今週は日本開催ですけどDPワールドツアーという意識を持ってますので、そこでもう1回勝ちたいと思います」。
先月末の「ヒーローインディアンオープン」に続く欧州連勝の偉業を、凱旋Vで実現する大チャンスを作った。

昨季の賞金1位で転戦を開始してから“7戦目”。
日本開催の欧州ツアーでも、海外クルーのインタビューには当たり前のように英語で応え、運営スタッフとのひそひそ話ももちろん英語で。

すっかり溶け込んでいる。

いまハマっている合い言葉は「1打にコミット」。

完全優勝を達成したインドでのV争い時に、「体がふわふわする」といった緊張感について、アマ選抜のナショナルチーム時からお世話になるメンタルコーチのニール・スミス氏に相談したところ、返ってきたアドバイスの一部が由来といい、日本のメディアから最終日の意気込みを聞かれた際にも、質問につられるようにまた引用した。

「勝ちたい気持ちはかなり強いですけど、それを抑えながらコミットします」と、いつもの低音ボイスで言うなりすぐププっと吹き出し「言わされた感・・・w」と、茶目っ気たっぷり。
日本のエースに気負いはない。
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