【バドミントン/S/J LEAGUE】渋谷大会 順位決定戦(2/23)みどころ

チーム・協会
1月4日(土)に開幕したS/J LEAGUEのTop4 Tournamentおよび順位決定戦が、2月23日(金)、24日(土)東京都渋谷区 東京体育館にて開催される。
<対戦カード>
10時00分~ 順位決定戦
 第1コート(女子) PLENTY GLOBAL LINX VS 東海興業
 第2コート(男子) トリッキーパンダース VS 丸杉
 第3コート(女子) 七十七銀行 VS NTT東日本
 第4コート(男子) コンサドーレ VS 金沢学院クラブ

12時30分~(予定) TOP4戦
 第1コート(男子) BIPROGY VS ジェイテクト
 第2コート(女子) 再春館製薬所 VS ヨネックス
 第3コート(男子) NTT東日本 VS トナミ運輸
 第4コート(女子) 北都銀行 VS BIPROGY

15時00分~(予定) 順位決定戦
 第1コート(女子) 丸杉 VS ACT SAIKYO
 第2コート(男子) 日立情報通信エンジニアリング VS 三菱自動車京都
 第3コート(女子) 広島ガス VS 山陰合同銀行
 第4コート(男子) 東海興業 VS 豊田通商

男子5位・6位決定戦:日立情報通信エンジニアリング vs 三菱自動車京都

惜しくもTOP4進出を逃し、5位は死守したい日立情報エンジニアリング。実力あるダブルスプレーヤーを多く抱える中、今シーズン飛躍を見せたのは単の牧野桂大。5年目にしてチームの一番手に躍り出て、4戦3勝と好成績をあげた。苦労人がチームに勝利を呼び込む。
開幕2連敗から巻き返し、上位に食い込んだ三菱自動車京都。チームの勝ち頭は4勝をあげたダブルスの三上楓。5戦で3人の選手と組む変則ペアリングながら、実力を示してチームに貢献した。最終戦でもポイントをあげて、チームを昨年越えの5位に導きたい。

牧野桂大(日立情報通信エンジニアリング) 【ⒸNipponBA2024/PHOTO:T.KITAGAWA】

三上楓(左)/西谷春樹(三菱自動車京都) 【ⒸNipponBA2024/PHOTO:T.KITAGAWA】

女子5位・6位決定戦:丸杉 vs  ACT SAIKYO

1~3位が同じ勝敗、マッチ率と大混戦のSブロックで惜しくも3位となり、TOP4進出を逃した丸杉。故障でエースのフクヒロペアとしての出場ができない中、川添麻依子/小西春七ペアがエース級の活躍を見せて、首位争いをしたチームを牽引した。他選手とも組める川添、単でも勝ち星を挙げる小西と、ユーティリティーさを兼ね備える実力派ペアが、順位決定戦でも躍動しでチームの勝利を引き寄せる。
初のTOP4進出こそ逃したが、ブロック戦を通して存在感を見せつけたACT SAIKYO。その主役となったのは間違いなく佐藤灯/田口真彩ペアだ。2021・2022年インカレ女王と、2023年世界ジュニア女王(内定選手)というフレッシュな掛け合わせで、開幕から全試合出場して全勝、後半からはD1でチームのエース格に躍り出た。昨年と同じ対戦となる5・6位決定戦、若い力で勝利とチーム最高順位の更新を目指したい。

川添麻依子(左)/小西春七(丸杉) 【ⒸNipponBA2024/PHOTO:T.KITAGAWA】

佐藤灯(左)/田口真彩(ACT SAIKYO) 【ⒸNipponBA2024/PHOTO:T.KITAGAWA】

男子7位・8位決定戦:東海興業 vs 豊田通商

上位チームには苦汁を飲まされたものの、粘りの戦いで昨年越えのブロック4位を勝ち取った東海興業。全試合で単を担った西野勝志は熱戦続きの中で、要所で粘り勝ちを体現した。順位決定戦でもその持ち味を発揮してチームに勝利をもたらしたい。
2年連続ブロック4位の豊田通商。全試合で第1ダブルスを務めた吉村徳仁/滝口友士ペアが5戦3勝とチームを牽引。2敗も上位チーム相手に互角の戦いで、大いに盛り上げた。絶対的なエースペアで先制して、チームの総合7位死守を目指した戦いに臨みたい。

西野勝志(東海興業) 【ⒸNipponBA2024/PHOTO:T.KITAGAWA】

吉村徳仁(左)/滝口友士(豊田通商) 【ⒸNipponBA2024/PHOTO:T.KITAGAWA】

女子7位・8位決定戦:広島ガス vs 山陰合同銀行

昨年よりもブロック順位を1つ上げ、7位・8位決定戦に臨む広島ガス。ブロック戦では勝ち試合は3-0、負け試合は0-3であったことから、この順位決定戦での勝利に向けては、トップバッターを務めるだろう山藤千彩/志波寿奈ペアが勝利して、最初のポイントを奪うことが必須。エースダブルスの奮闘・先制に期待したい。
今シーズン、上位チーム相手に金星、ポイントを奪うなど奮戦の山陰合同銀行。昨年よりブロック順位を2つ上げて順位決定戦に臨む。チームの勢いを確かにしたのは、今シーズンから単を担う三輪音巴。5戦4勝と覚醒したシーズンを締めくくるべく、大事な一戦でも勝利を掴んで、隣県チーム対決を制したい。

山藤千彩(右)/志波寿奈(広島ガス) 【ⒸNipponBA2024/PHOTO:T.KITAGAWA】

三輪音巴(山陰合同銀行) 【ⒸNipponBA2024/PHOTO:T.KITAGAWA】

男子9位・10位決定戦:コンサドーレ vs 金沢学院クラブ

地元での戦いとなったブロック最終戦で今シーズン初ポイント、初勝利を掴みブロック5位に滑り込んだコンサドーレ。単複の兼ね合いでエースダブルスを崩して起用することが多い分、もう1本の複を担う大越泉/三浦將誓ペアの役割が重要となる。ブロック戦では思うように勝ちを奪えなかったが、昨年は3勝をあげるなど実力は折り紙付きのペア。最終戦でその意地を見せてチームに勝利をもたらしたい。
ブロックで2勝をあげながら、マッチ率で惜しくも5位に甘んじた金沢学院クラブ。チームの勝ち頭として、順位決定戦でも活躍が期待されるのは単を務める猪熊心太朗。勝つべき試合を勝ち切る堅実なプレーでチームを牽引し、勝利へ導く。チームとしても、ブロック戦での善戦が偶然ではないことを証明すべく、全力で勝利へ邁進する。

大越泉(右)/三浦將誓(コンサドーレ) 【ⒸNipponBA2024/PHOTO:T.KITAGAWA】

猪熊心太朗(金沢学院クラブ) 【ⒸNipponBA2024/PHOTO:T.KITAGAWA】

女子9位・10位決定戦:七十七銀行 vs NTT東日本

ブロックで1勝にとどまったものの、全15マッチのうち9マッチでファイナルゲームを戦い、上位チームとも渡り合える力があること印象付けた七十七銀行。特に善戦を続けたのが、全試合で単に出場した神山歩美。ルーキーイヤーを笑顔で締めくくり、チーム勝利を掴むために、全力でコートを駆け回る。
苦戦続きながら、D1に高卒ルーキーペアを起用し続けて育成を図るなど、価値あるシーズンとしているNTT東日本。その育成の甲斐あって、石川心菜/古根川美桜ペアは全日本総合準Vなど個人戦では実績をあげているものの、リーグではパフォーマンスを発揮しきれていない。期待に応え、来期以降のチームの躍進につなげるため、順位決定戦では必勝のプレーで勝利をもたらしたい。

神山歩美(七十七銀行) 【ⒸNipponBA2024/PHOTO:T.KITAGAWA】

石川心菜(前)/古根川美桜(NTT東日本) 【ⒸNipponBA2024/PHOTO:T.KITAGAWA】

男子11位・12位決定戦:トッリキーパンダース vs 丸杉

昇格してのファーストシーズン、トップの高い壁に阻まれ、ブロック戦では1マッチの奪取にとどまったトリッキーパンダース。そんな中でも、上位選手とも接戦を繰り広げたリャオ・ミン・チュン/柴田陽登ペアを中心に、高い実力を示した。1シーズンでの降格を阻止すべく、全身全霊をかけた戦いに臨む。
ブロック戦では接戦を勝ち切ることができず、不本意ながら2年連続で11位・12位決定戦に回った丸杉。残留を勝ち取るためには、単の佐藤雄輝が昨年のような華々しいプレーで勝利をあげられるが大きなカギになる。今シーズンはチーム同様に苦しい試合が多かっただけに、実力を出し切ってチーム・個人ともに来季につながる勝利を掴みたい。

リャオ・ミン・チュン(左)/柴田陽登(トッリキーパンダース) 【ⒸNipponBA2024/PHOTO:T.KITAGAWA】

佐藤雄輝(丸杉) 【ⒸNipponBA2024/PHOTO:T.KITAGAWA】

女子11位・12位決定戦:PLENTY GLOBAL LINX vs 東海興業

初のS/Jリーグ、ブロック戦ではポイントを上げられず、順位決定戦を迎えるPLENTY GLOBAL LINX。残留を勝ち取るためのキープレイヤーとなるのは、エースダブルスの石澤未夢/町田華梨ペア。2024年になってからの2戦はいずれも格上ペア相手にファイナルゲームと、パフォーマンスも上がっている。ここで最高のプレーを引き出して、個人もチームも初勝利を飾りたい。
昨年より順位を落とし、絶対に負けられない順位決定戦に臨むこととなった東海興業。勝利・残留のため、今シーズン唯一マッチを取得した単のエース・海老澤花には、持ち前の力強いプレーで相手を圧倒する活躍が期待される。ここまで奪えなかったチームの白星を、最後に全員で掴み取りたい。

石澤未夢(右)/町田華梨(PLENTY GLOBAL LINX) 【ⒸNipponBA2024/PHOTO:T.KITAGAWA】

海老澤花(東海興業) 【ⒸNipponBA2024/PHOTO:T.KITAGAWA】

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著者プロフィール

公益財団法人日本バドミントン協会は競技の普及進行をになう競技団体として活動。世界最速のスポーツであるバドミントンの持つ魅力を多くの方に知っていただきファンになってもらえるよう、世界で活躍する日本代表『BIRDJAPAN』の情報を中心にナショナルジュニアの活動や国内競技会などの情報を皆さんにお届けしていきます。

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