【全日本卓球】女子ダブルス決勝、木原・長﨑が佐藤・橋本のカットを打ち抜き初優勝

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『天皇杯・皇后杯2024年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)』6日目を迎えた1月27日(土)、女子ダブルスの準決勝、決勝が行われ、木原美悠・長﨑美柚(木下グループ)が佐藤瞳・橋本帆乃香(ミキハウス)をフルゲームの末に下して初優勝を果たした。

世界選手権2023年大会女子ダブルス銅メダルの木原・長﨑と、同じく2019年大会銅メダルの佐藤・橋本。昨年の準々決勝でも対戦しており、その時は佐藤・橋本が勝利した。

お互いにゲームを取り合う一進一退のゲームとなった決勝戦、木原・長﨑が強力なフォアドライブを打ち込めば、佐藤・橋本も変化カットで相手のミスを誘う互角の展開。ゲームカウント2-2となり、最終第5ゲームは長﨑にらしくないミスが出て佐藤・橋本がリード。流れはミキハウスペアに傾きかけていたが、劣勢でも木原・長﨑がミスを恐れずに最後までドライブを振り抜き、6-8からの5本連取で大逆転勝利。毎年優勝候補に挙げられながらも全日本では結果を残せなかった木原・長﨑が、強気のプレーで悲願の初優勝を勝ち取った。

佐藤・橋本は、勝てば昭和54年(1979年)度大会の高橋省子・川東加代子以来44年ぶりのカットペアによる女子ダブルス優勝だったが、惜しくも届かず準優勝となった。
試合を終えた木原は「今まで全日本で早く負けてしまっていて、本当に苦しい苦しい全日本の"Wみゆう"のダブルスだったのですが、今回は最後まで粘って粘って、という戦いをして、本当に2人とも成長した部分が大きいんじゃないかなと思います」と語り、ペアを組む長﨑は「最初からゲームオールデュースになることは覚悟していたのですが、想像以上にすごく苦しくて、展開的にも有利場面だったのですが、私がたくさんミスしてしまって、美悠にいっぱい迷惑をかけちゃって、最後は振り切れないかなと思ったのですが、美悠に『大丈夫だよ』って言ってもらって、やるしかないと思って頑張りました」と振り返っている。

●女子ダブルス準決勝の結果
佐藤瞳・橋本帆乃香(ミキハウス) 3-1 加藤亜実・小島叶愛(十六フィナンシャルグループ)
木原美悠・長﨑美柚(木下グループ) 3-0 芝田沙季・大藤沙月(ミキハウス)

●女子ダブルス決勝の結果
木原美悠・長﨑美柚 3-2 佐藤瞳・橋本帆乃香
11-9/9-11/11-9/4-11/11-8
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