『天皇杯・皇后杯2024年全日本卓球選手権大会（一般・ジュニアの部）（1月22〜28日／東京体育館）』4日目を迎えた1月25日（木）、男子ダブルスの2回戦から準々決勝までが行われ、ベスト4が出揃った。

張本智和（智和企画）が今大会初戦となる男子ダブルス4回戦に登場。森薗政崇（BOBSON）とのペアで昨年に続く2連覇を狙う中、4回戦はストレートで勝利したが、5回戦は強豪・日本大ペアを相手に大苦戦。先に2ゲームを奪われる苦しい展開になったものの、気迫のプレーで逆転勝利をおさめた。続く準々決勝も強敵を退けて2連覇まであと2つに迫った。

試合後、張本は「3試合とも簡単ではなくて、特に2戦目だったり今の3戦目だったり、全員が向かってくる中で苦しい場面、リードされている場面が多い中で、森薗さんとベンチの董コーチと力を合わせて、『一球一球耐えるんだ』と。厳しい時でも攻める姿勢を崩さずにプレーできたので、本当に初日で厳しかったですが、なんとか勝ち残れて良かったです」と話している。

昨年準優勝の及川瑞基・松島輝空（木下グループ・木下アカデミー）も準決勝進出。今大会のジュニアを制した松島が豪快なドライブで得点をあげ、5回戦では一昨年のチャンピオンで世界選手権2021銅メダルペアの戸上隼輔・宇田幸矢（明治大）に競り勝つと、準々決勝でも愛知工業大ペアを退けた。

大島祐哉・田添健汰（木下グループ）は3年連続のベスト4入り。準決勝は昨年と同じく張本・森薗ペアとの再戦となった。また、昨年ベスト8の小林広夢・伊藤礼博（日本大）は初の準決勝進出を果たした。

27日（土）13時40分から男子ダブルス準決勝、15時20分から決勝が行われる予定だ。

●男子ダブルス準々決勝の結果
張本智和・森薗政崇（智和企画・BOBSON）　3-1　西康洋・川上尚也（日野キングフィッシャーズ）
大島祐哉・田添健汰（木下グループ）　3-0　野田颯太・山下慧（専修大）
小林広夢・伊藤礼博（日本大）　3-1　松下海輝・藤村友也（日鉄物流ブレイザーズ）
及川瑞基・松島輝空（木下グループ・木下アカデミー）　3-1　篠塚大登・鈴木颯（愛知工業大）

●男子ダブルス準決勝の組み合わせ
張本智和・森薗政崇 vs 大島祐哉・田添健汰
小林広夢・伊藤礼博 vs 及川瑞基・松島輝空