「B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2024 IN OKINAWA」DAY3レポート

B.LEAGUE
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2024年のオールスターは大盛り上がりで幕を閉じた 【(C)B.LEAGUE】

「B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2024 IN OKINAWA」は大会最終日、DAY3を迎えた。

B.LEAGUE U18 ALL-STAR GAME

逆転勝利の立役者となった琉球ゴールデンキングス U18の宜保隼弥 【(C)B.LEAGUE】

DAY3はB.LEAGUE U18 JADEvsB.LEAGUE U18 HELIOSの「B.LEAGUE U18 ALL-STAR GAME」からスタート。チーム構成は東と西に分けず、戦力均衡を加味したものとなった。

第1クォーターは試合開始から0-4のランに成功したHELIOSのペース。#4 大森康瑛(サンロッカーズ渋谷 U18)や#7 佐取龍之介(琉球ゴールデンキングス U18)を中心に得点を重ねれば、24秒オーバータイムを誘発するなどディフェンスも光った。#5 服部怜恩(ファイティングイーグルス名古屋 U18)や#12 根本晃(宇都宮ブレックス U18)といったベンチメンバーも加点し、12-33と21点のリードを奪った。

続く第2クォーターもHELIOSの時間帯が続き、#4 大森、#7 佐取、#13 松下湊人(サンロッカーズ渋谷 U18)が立て続けに得点を挙げ、残り5分27秒に16-46と30点差に。反撃したいJADEは#7 今西優斗(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18)のバスケットカウント、#11 宜保隼弥(琉球ゴールデンキングス U18)の3ポイントシュートなどで食らいつき、35-54と19点差でハーフタイムに突入した。

第3クォーターは点の取り合いが繰り広げられると、攻守両面で強度が高まって見応えのある展開に。JADEが#6 中西真那斗(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18)の8得点を含む22得点を重ね、57-71と詰め寄った。

第4クォーターはJADEが怒とうの追い上げ。残り4分14秒から#8 阿部真冴橙(仙台89ERS U18)、#10 井伊拓海(サンロッカーズ渋谷 U18)、#4 須藤春輝(琉球ゴールデンキングス U18)の連続得点で迫ると、#11 宜保が逆転の3ポイントを沈めた。83-81と2点差で残り5.8秒。最後は#11 宜保が2本のフリースローを確実に決め、JADEが85-81で逆転勝利を収めた。

B.LEAGUE ALL-STAR GAME

地元の大歓声を受けながらゲームハイの24得点をマークした岸本隆一 【(C)B.LEAGUE】

メインイベントの「B.LEAGUE ALL-STAR GAME」は、昨シーズンの順位奇数チームの選手で構成された「B.BLACK」と、同偶数チームの「B.WHITE」が対戦。ファン投票などで選ばれたスター選手たちが、時にユーモアも交えながらアリーナを沸かせた。

入場シーンでは#7 篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)、#32 山内盛久(三遠ネオフェニックス)らが沖縄民謡に合わせた踊り“カチャーシー”を披露。#7 篠山は怪我のために出場辞退した#22 ニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース)のジャージに身を包み、今シーズン限りでの引退を表明している仲間への思いを示した。

#14 岸本隆一(琉球ゴールデンキングス)と#5 河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)のジャンプボールで幕を開けた第1クォーターは、B.BLACKのキャプテンを務める#6 比江島慎(宇都宮ブレックス)が3ポイントを沈め、お馴染みの“マコポーズ”を披露。対するB.WHITEも今シーズン限りでの引退を表明している#11 桜井良太(レバンガ北海道)が2本の3ポイントを決めるなど見せ場を作り、B.WHITEが2点リードの32-34で最初の10分を終えた。

現役最後のオールスターで輝きを放った桜井良太 【(C)B.LEAGUE】

第2クォーターは、日本代表経験のある選手が3ポイントの応酬。B.BLACKの#2 齋藤拓実(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)が“ココナッツスリー”を決めれば、B.WHITEのキャプテンを務める#2 富樫勇樹(千葉ジェッツ)がロゴスリーを決め返して場内大歓声。この10分は35得点を挙げたB.BLACKが67-61と逆転して、試合を折り返した。

ハーフタイム明けの第3クォーターは、B.BLACKが平均身長201.2センチのビッグラインナップ、B.WHITEが同173.4センチのスモールラインナップでスタート。B.WHITEの#5 河村が速攻で魅せたかと思えば、B.BLACKは#45 ジャック・クーリー(琉球ゴールデンキングス)が連続で3ポイントを決めるなど、地元・琉球勢が随所にアリーナを沸かせて92-92の同点に。

迎えた最終第4クォーターは、#9 辻直人(群馬クレインサンダーズ)が立て続けに3ポイントを決めたB.WHITEがリードを奪うも、B.BLACKも#14 岸本が連続で3ポイントを決めて猛追。1ポゼッション差で試合時間残り1分をきると、試合直前にスペシャルパフォーマンスを披露していた「10-FEET」の「第ゼロ感」が場内に流れ客席も騒然。逆転ムードが高まっていたが、最後はB.WHITEの#5 河村が大ブーイングの中、落ち着いてフリースローを決めて勝負あり。#2 富樫キャプテン率いるB.WHITEが123-128で勝利した。

高速ドライブで会場を沸かせた河村勇輝 【(C)B.LEAGUE】

勝利したB.WHITEは、チーム最多19得点をマークした#7 ぺリン・ビュフォード(島根スサノオマジック)ら9選手が2ケタ得点をマーク。B.BLACKは#14 岸本がゲームハイ24得点、#8 ジョシュ・ホーキンソン(サンロッカーズ渋谷)が15得点11リバウンドと公式戦さながらのダブルダブルをマークしたが、あと一歩及ばなかった。

地元開催のオールスターでMVPを受賞した岸本隆一 【(C)B.LEAGUE】

なお、MVPはB.BLACKの#14 岸本、ON FIRE賞はB.BLACKの#6 比江島が受賞。いずれも敗れたチームから選出された。

構成=バスケットボールキング編集部
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