「B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2024 IN OKINAWA」DAY2レポート

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B.LEAGUE ASIA RISING STAR GAMEに出場した選手たち 【(C)B.LEAGUE】

「B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2024 IN OKINAWA」はDAY2を迎えた。

B.LEAGUE ASIA RISING STAR GAME

「B.LEAGUE ASIA RISING STAR GAME」は前回大会に続いて2度目の開催。若手日本人選手で結成されたB.LEAGUE RISING STARSとアジア特別枠選手制度で構成されたB.LEAGUE ASIA ALL-STARSが対戦した。

#77 ロン・ジェイ・アバリエントス(信州ブレイブウォリアーズ)の3ポイントシュートで試合の幕が開けると、#11 カイ・ソット(横浜ビー・コルセアーズ)が連続ダンク。RISING STARSも負けじと#8 佐土原遼(ファイティングイーグルス名古屋)がやり返せば、#99 川真田紘也(滋賀レイクス)も得点を重ねた。両チームともにメンバーを入れ替えながら進めると、ASIA ALL-STARSは226センチの身長を誇る#12 チュアンシン・リュウ(アルティーリ千葉)を起用。B.LEAGUE史上最長身選手に対し、RISING STARSは出場する5人全員で守る対応を見せ、会場を沸かせた。

26-29とASIA ALL-STARSが3点リードで第2クォーターに突入すると、#0 ルーズベルト・アダムス(山形ワイヴァンズ)、#7 マシュー・ライト(京都ハンナリーズ)、#2 ドワイト・ラモス(レバンガ北海道)、#5 サーディ・ラベナ(三遠ネオフェニックス)が立て続けに3ポイントを成功。2ケタ点差まで広げられたRISING STARSは#23 キング開(横浜ビー・コルセアーズ)と#3 テーブスが決め返すと、#99 川真田も2本目の3ポイントを沈めた。前半は点の取り合いの末、47-59と12点差でハーフタイムに突入した。

多彩なプレーで会場を沸かせた川真田紘也 【(C)B.LEAGUE】

ASIA ALL-STARSは202センチの#33 カール・タマヨ(琉球ゴールデンキングス)、211センチの#34 シェンゼ・リー(福島ファイヤーボンズ)、213センチの#20 グレゴリー・スローター(ライジングゼファー福岡)、220センチの#11ソット、226センチの#12リュウと、“超”ビッグラインナップメンバーで後半に臨んだ。#12リュウや#11ソットがダンクを決めれば、#34 リーは華麗な3ポイントを披露。勢いそのままに点差を広げ、75-94で最後の10分間に突入した。

第4クォーターはRISING STARSが怒とうの追い上げ。#77 岡田侑大(京都ハンナリーズ)や#23 キング、#8 佐土原などがシュートを決め、残り5分7秒に101-104と3点差まで詰め寄った。中盤以降はASIA ALL-STARSがしっかりと食らいつき、試合終了間際に#33 タマヨの豪快ダンクで締めくくり。115-127で勝利を収めた。なお、RISING STARSの#20 上田隼輔(富山グラウジーズ)がON FIRE賞に輝いた。

ON FIRE賞に輝いた上田隼輔 【(C)B.LEAGUE】

G-SHOCK SKILLS CHALLENGE

激闘を繰り広げた河村勇輝と篠山竜青 【(C)B.LEAGUE】

CHICO CARLITO featuring 柊人によるCONTEST LIVEを経て、「G-SHOCK SKILLS CHALLENGE(G-SHOCK スキルズチャレンジ)」からコンテストがスタート。前回大会で歴代最速の速さを記録した#5 河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)をはじめ、#7 篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)、#0 ロン・ジェイ・アバリエントス(信州ブレイブウォリアーズ)、#34 湧川颯斗(滋賀レイクス)、そして若き司令塔の#96 阿部真冴橙(仙台89ERS U18)が参戦し、出場予定だった#2 富樫勇樹(千葉ジェッツ)は足のコンディション不良を理由に欠場した。

1番手の阿部、2番手の#34 湧川はともに最後の3ポイントで苦戦。#0 アバリエントスが3番手で登場すると、26.5秒と好タイムを叩き出した。4番手は優勝に燃える#7 篠山。ドリブル、パス、フリースローと順調に成功させると、後半部分もミスなくこなし、22.9秒の記録で暫定1位に立った。

最終5番手に登場した前回王者の#5 河村はプレッシャーがかかる状況のなか、素早いドリブルでスタートしたものの、パスを失敗。それでも跳ね返ってきたボールを確実に入れると、フリースロー、パス、3ポイントをノーミスで成功させた。記録は21.2秒。#7 篠山の記録を上回り、2連覇を達成した。

3 POINT CONTEST

続いて行われた「3 POINT CONTEST(3ポイントコンテスト)」は、制限時間60秒で5つのポジションから3ポイントシュートを放ち、その合計ポイントを競争するというもの。今年は時間内に全25球を投げきった選手にボーナスの1球が与えられる「ココナッツスリーチャレンジ」も新設された。

先陣をきった#1 宜保隼弥(琉球ゴールデンキングス U18)は、地元ファンの大歓声にも背中を押され18ポイントの好成績を記録すると、バトンを受けた#14 岸本隆一(琉球ゴールデンキングス)が最終盤に9連続成功の猛チャージ。自身の代名詞でもあるココナッツスリーは失敗に終わったが、21ポイントで暫定トップに立った。

その後は、#12 金近廉(千葉ジェッツ)、#14 橋本拓哉(大阪エヴェッサ)、#43 イデソン(シーホース三河)が2ケタポイントを記録するも、岸本の壁を超えることができず、「緊張した」という#19 西田優大(シーホース三河)は大苦戦。7人目の#9 辻直人(群馬クレインサンダーズ)も14ポイントに終わった。

最終挑戦者となった前回王者の#2 齋藤拓実(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)は、60秒間で25球を投げ終え20ポイントと肉薄したが、最後は客席も騒然とするなか投じたココナッツスリーがリングに弾かれ決着。2番手で21ポイントをマークした岸本がチャンピオンに輝いた。

DUNK CONTEST

「DUNK CONTEST(ダンクコンテスト)」はくじ引きで順番を決定。予選は#8 吉井裕鷹(アルバルク東京)、#6 劉駿霆(青森ワッツ)、#20 ディー・ジェイ・ステフェンズ(千葉ジェッツ)、#1 コー・フリッピン(群馬クレインサンダーズ)の順で争われることになった。なお、#2 ぺリン・ビュフォード(島根スサノオマジック)は足首のコンディション不良、#18 馬場雄大(長崎ヴェルカ)は肩のコンディション不良を理由に欠場した。

#8 吉井はマツケンサンバの衣装を身にまとって登場すると、軽快なダンスを見せつつ“マツケンダンク”。審査員の副島淳さんが満点と評価するなど、47ポイントといきなり好記録が生まれた。#6 劉は2度目の挑戦でワンハンドダンクを成功。46ポイントを記録した。

#20 ステフェンズは回転しながらボールを股の下に通してのワンハンドダンク。審査員も納得の50ポイントと評価された。前回王者の#1フリッピンも難易度の高いダンクを試みたものの、リングに弾かれて失敗が続き、最後の挑戦ではボールをバウンドさせてそのままリングに叩き込んだ。45ポイントをマークしたため、#8 吉井と#20 ステフェンズが予選を通過した。

#8 吉井は#14 岸本隆一(琉球ゴールデンキングス)が放ってバウンドしたボールを叩き込もうとしたものの、リングを捕えきれず。挑戦は惜しくも失敗に終わった。#20 ステフェンズは#2 富樫勇樹(千葉ジェッツ)が決めたシュートのこぼれ球を、股下を通してのワンハンドダンク。チームメートとの協力から強烈なダンクを披露し、沖縄アリーナが大いに沸いた。結果は#8 吉井の11パーセントに対して、89パーセントの票を集めた#20 ステフェンズが優勝を果たした。

構成=バスケットボールキング編集部
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