早大ラグビー蹴球部 12/3 明大戦展望

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関東大学対抗戦 12月3日 対明大 東京・国立競技場

早稲田スポーツ新聞会(記事 濵嶋彩加、写真 川上璃々)

 いよいよ最終節を迎える関東大学対抗戦(対抗戦)。臙脂の早稲田と紫紺の明治、両校のファンをはじめとする多くの観客で、東京・国立競技場が埋め尽くされる。早大はここ2年、対抗戦での早明戦勝利を手にできていないが、昨季は全日本大学選手権(選手権)でリベンジを果たし決勝へ進んだ。今季は関東大学春季大会で敗戦を喫して以来の戦いとなる。ここまでの対抗戦成績が5勝1敗で並ぶ両校にとって、来たる選手権に向け勢いをつけたい重要な一戦。早大は2年ぶりに早明戦勝利をつかみ、対抗戦を白星で締めくくれるか。

前節の慶大戦にて、国立競技場に集まったファンと共に校歌を斉唱する早大 【早稲田スポーツ新聞会】

 同じく国立競技場で開催された前節の早慶戦。SH島本陽太(スポ4=神奈川・桐蔭学園)の先制トライを皮切りに流れを引き寄せると、FB伊藤大祐主将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)の活躍も光り、リードを保って後半へ。ハーフタイムが明けてもその集中力が切れることはなく、さらに追加点を奪って28ー14で勝利を収めた早大。チームの勝因について「FWのセットプレーが安定したこと」と伊藤が語ったように、HO佐藤健次(スポ3=神奈川・桐蔭学園)は緊迫した場面でも安定感のあるスローを見せ、モールを早大の武器として確立させている。さらに今季強化してきたスクラムでも、重戦車を代名詞とする次戦の相手・明大に対してFW陣が力を発揮してくれるだろう。また、春にU20日本代表を経験し、前節からスタメンに復帰したLO栗田文介(スポ2=愛知・千種)の存在も忘れてはならない。モメンタムを重視してくる明大に対し、屈強なフィジカルと鋭いアタックでチームの勝利に貢献しているLO栗田をはじめとして、次戦はどこまで早大ディフェンスが相手の動きを抑えられるかがカギとなる。攻撃では、今季活躍を続けるルーキーWTB矢崎由高(スポ1=神奈川・桐蔭学園)が軽快なランで国立競技場を湧かせるかにも注目だ。前節での勝利を弾みに、次戦も主将である伊藤を中心としてゲームを展開し、一つ一つの武器を発揮することで勝利をたぐり寄せる。

前節の慶大戦にて、鋭いタックルで相手の攻撃を阻むLO栗田 【早稲田スポーツ新聞会】

【早稲田スポーツ新聞会】

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著者プロフィール

「エンジの誇りよ、加速しろ。」 1897年の「早稲田大学体育部」発足から2022年で125年。スポーツを好み、運動を奨励した創設者・大隈重信が唱えた「人生125歳説」にちなみ、早稲田大学は次の125年を「早稲田スポーツ新世紀」として位置づけ、BEYOND125プロジェクトをスタートさせました。 ステークホルダーの喜び(バリュー)を最大化するため、学内外の一体感を醸成し、「早稲田スポーツ」の基盤を強化して、大学スポーツの新たなモデルを作っていきます。

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