大津亮介が46試合登板 2023年ルーキーの活躍【福岡ソフトバンク編】

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福岡ソフトバンクホークス・大津亮介投手 【(C)SoftBank HAWKS】

 10月26日(木)に都内で「2023年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が開催される。2019年以来4年ぶりに会場に観覧客が来場し、さらなる盛り上がりを見せそうだ。

 ところで、昨年ドラフト会議で指名された選手たちは、プロ1年目となった今シーズンどのような活躍を見せたか。鉄壁リリーフの一角だった大津亮介投手ら、福岡ソフトバンクのルーキーの活躍を振り返る。

プロ初勝利は1球で 生海は初スタメンで初安打

 福岡県出身のドラフト2位・大津亮介投手。オープン戦で5試合無失点とアピールに成功し、開幕一軍をつかんだ。プロ初登板は4月1日千葉ロッテ戦、わずか8球で3者凡退に。初勝利は6月18日阪神戦。0対0の6回裏、1死1、2塁のピンチを任され、1球目で併殺に打ち取ると、直後に味方が先制して白星が転がり込んできた。6月29日には地元・福岡でプロ2勝目を挙げている。一軍登録抹消は夏場の1度のみで、ルーキーイヤーを46試合、2勝0敗13ホールド、防御率2.43の成績で終えた。

 自身初出場となった「2023 パーソル クライマックスシリーズ パ ファーストステージ」。1勝1敗で迎えた第3戦の延長10回裏、藤岡裕大選手の3ランで同点に追い付かれた場面で大津投手がマウンドへ。2死を奪ったものの、岡大海選手の安打、そして安田尚憲選手にサヨナラタイムリーを許してしまった。涙に沈む幕切れとなってしまったが、苦い経験も糧にして来季につなげたい。


 高卒ルーキーのドラフト1位・イヒネイツア選手は7月に左親指を骨折し、手術を受けていたが、すでに三軍戦に出場。ドラフト3位・生海選手はウエスタン・リーグで69試合に出場し、8本塁打とパンチ力を発揮。7月22日にプロ初昇格すると「7番・右翼」で即スタメン、初安打も記録した。10月に行われたファーム日本選手権では、4番でスタメン出場し、4打数4安打と活躍。チームの日本一に貢献している。


 四軍制でチーム内競争が激しい福岡ソフトバンク。育成ルーキーでは3位・木村光投手がウエスタン公式戦で17試合に登板。13位の内野手・西尾歩真選手は70試合に起用され、ファーム日本選手権も「9番・遊撃」で出場している。

文・菊地綾子
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