23-24シーズン 宇都宮ブレックスについて
【23-24シーズン 宇都宮ブレックスについて】
今回は23-24シーズンの新生ブレックスについていろいろと書きました。不安もあるけど、期待も大きいし楽しみな編成になったと思います。気になるところだけでも、読んでいただけたら幸いです。
では早速書いていきます!
昨シーズンの課題
補強失敗と準備不足
安定しなかった2ndユニットのPG
育てられなかった若手
攻め手の少ないオフェンス
特に序盤はディフェンスも良くなかった
オフの動向を振り返る
【hiro】
ギャビンとニュービルの獲得
オフェンスコーディネーターケビン・ブラスウェル
佐々HCの秘蔵っ子2人
城主スコット退団
23-24シーズンロスター各選手の特徴
田臥 勇太
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四家 魁人
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比江島 慎
気になるところはコンディションくらい。ブレックスに戻ってきた後もキレキレだけど、年齢が年齢なので1シーズンこれをキープするのは難しいと思う。パリオリンピックでも絶対に必要な存在なので、大きな怪我無く戦って欲しい。
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遠藤 祐亮
ただ、ハンドリング能力が低いのであまりプレーメイクには期待できない。ドリブルしてるだけでソワソワしてしまうのはワタシだけではないはず。
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竹内 公輔
逆に言えばこれらの部分以外はあまり期待できないのが正直なところ。それは本人も理解しているだろうし、だからこそ泥臭い部分で身体を張れるんだろうなとも感じている。来年の1月で39歳にもなるし、同年代のトッププレイヤーたちも引退し始めているので、公輔の活躍を堪能できるのは残り少ないかもしれない。
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高島 紳司
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渡邉 裕規
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村岸 航
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鵤 誠司
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D.J・ニュービル
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ギャビン・エドワーズ
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グラント・ジェレット
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アイザック・フォトゥ
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23-24シーズンのブレックスの期待
ペースアップ
京都戦:82.38
岡山戦:82.38
三遠戦:88.90
プレシーズン平均:83.96
昨シーズン平均:79.14
配信されていたプレシーズンゲームのペース
昨シーズンはリーグで一番遅いペースのバスケをしていたのだが、プレシーズンからペースをあげようとしているのが見られる。昨シーズンのブレックスで一番ペースの速かった試合は、横浜BC戦GAME1の85.76だった。天皇杯の三遠戦では88.90だったので、昨シーズン一番速かった試合を上回っているのだ。その上、三遠戦の試合後の会見では「もっとペースを上げれるんじゃないかなと思う」と鵤が話しているので、更に速くしたいのではと読み取れる。これまでペースの速い相手に対しては、ペースを落として相手に走らせないような試合運びをしていたブレックスだが、そこの部分は変わりそうな気がしている。
3Pが増えそうな予感
京都戦:34本(52.31%)
岡山戦:32本(51.61%)
三遠戦:31本(44.93%)
プレシーズン平均:35.0本(51.09%)
昨シーズン平均:25.0本(39.29%)
配信されていたプレシーズンゲームの3P試投数とFGにおける3Pの試投割合
配信されていた天皇杯を含むプレシーズン4試合全てで3Pの試投数が30本を超えていたブレックス。スモールサンプルで下部カテゴリーのチームとの対戦も含まれているものの、3Pの試投数は昨シーズンと比較して約10本多く打っている。ちなみに昨シーズン3P試投数が30本以上だった試合は、8試合のみで全体の13.3%ほど。流石にレギュラーシーズンに入るともう少し2Pの試投割合は増えていくと思うが、HCの話からしても3Pの試投割合は増えそうな予感がしている。ちなみに、昨シーズンFGにおける3Pの試投割合が40%を超えたチームは24チーム中7チームで、一番多かったのが信州の47.52%です。
スペーシングとカッティング
個の理不尽
D.J・ニュービル:3.5/5.4 63.50%
昨シーズンのペイント内シュートと成功率
去年マブンガ獲得の時も書いたが、今シーズンもニュービルを獲得したことにより個人で打開出来る外国籍選手を求めていたことが読み取れる。プレシーズンの段階でも、ニュービルの圧倒的な力を実感している。そして、ニュービルだけでなく比江島もいる。スペーシングが広がって比江島もドライブしやすくなるように感じるし、ペイント内の成功率も優勝したシーズンの60.0%くらいまで上げて欲しい。そして、この2人がペイント内に入ってくれるとディフェンスが収縮するので、他の選手が3Pを打ちやすくなる。個に固執し過ぎるのは良くないけど、彼らの持ち味が出れば良い循環が生まれると思う。
ニュービル(フィニッシュ)
ニュービル(アシスト)
比江島(フィニッシュ)
比江島(アシスト)
ペリメーター陣のガッチガチディフェンス
23-24シーズンのブレックスの不安
ビッグマンの3P
ギャビン・エドワーズ:0.7/2.4 30.17%(千葉J時代)
グラント・ジェレット:1.0/3.6 29.33%
アイザック・フォトゥ:0.2/0.6 36.11%
昨シーズンのビッグマンの3P
ビッグマンが躊躇なく3Pを打てるかは鍵になる気がしている。ギャビンは昨シーズンの千葉Jが空いたら3Pを積極的に打つスタイルということもあり、3Pの成功数、試投数ともにキャリアハイの数字を残しているので、ブレックスでも継続して欲しいところ。ジェレットは成功率を10%上げてくれれば文句無し、昨シーズンラスト5試合40%だったから行けるはず。フォトゥと竹内は躊躇なく3Pを打つところから。プレシーズンを見てても打てるところで打たずにハンドオフに行ったりしており、ブラスウェルACが『Why?』のようなジェスチャーをしていたのが印象的だった。打てる時には打って欲しい。
センター不在のインサイド
昨シーズンのブレックスはopp OR%が27.28%でリーグ2位と、相手にオフェンスリバウンドを取らせないことが数少ない強みだった。
スコット出場:33.28%
スコット欠場:31.70%
opp オフェンスリバウンド獲得率
スコット出場:27.21%
スコット欠場:27.57%
スコット出場:26勝23敗
スコット欠場:6勝5敗
22-23シーズン スコット出場試合と欠場試合のリバウンド獲得率比較
昨シーズンのスコット出場試合と欠場試合のリバウンドを比較をしてみた。獲得率ベースで見てみると攻守ともにスコットがいた時の方が獲得率が良い。またスコット欠場の11試合のうちリバウンドが強かったチームは千葉Jくらいで、その千葉J相手にはopp OR%が36.36%、47.37%とオフェンスリバウンドを取られ過ぎていたのも気になってしまう。更に言うと、スコット欠場試合の総失点におけるセカンドチャンスから失点割合を見てみると16.15%で、これはリーグでワースト3に入る高い割合になっている。
配信されたプレシーズン4試合では京都以外のチームにC登録の選手はいなかったし、京都のジャクソンにはかなり手を焼いたのが印象的。上位を争うであろう強豪チームには強力なインサイドプレイヤーがいることが多いので、リバウンド含めインサイドの守備はチームとして解決しないといけない課題かなと思う。
ギャビンのファウルトラブル
解決できなかった2ndユニットの日本人PG問題
渡邉 裕規:09:09
鵤 誠司:32:47
D.J・ニュービル:28:11
天皇杯三遠戦のPGのプレータイム
負けたら終わりの天皇杯でのPGのプレータイムを見て分かる通り、昨シーズンの課題だった2ndユニットの日本人PGは今シーズンも課題になりそう。三遠戦で鵤はチームハイのプレータイム、逆に四家は一番少なかった。HCが「PGとしての役割を与えていない」とナベについて会見で話していたこともあり、今シーズンはコンボガード的な役割だと思われる。強豪との対戦だとニュービルをPGとして起用する時間が増える気がするし、比江島がPGのような役割をする可能性もありそう。頑張って信頼を勝ち取るんだ四家!あと、特指で比江島の強火担が来てくれると嬉しいなぁとも妄想してます。
準備不足とピーキング(メンバー全員が揃わずに開幕)
また、比江島とフォトゥに関してはオフ返上で代表活動をしており、一度ワールドカップにピークを持ってきているので、どこでコンディションが落ちるか(落とすか)は気になっている。以前優勝争いをしていた時期に比べると選手層は厚いわけでは無いので、長期離脱をするようなことは避けていきたい。
終わりに
・不動のスタメンを変えよう
・タイムシェアが出来るだけの選手層
・ミスを許容できるゲームプランと忍耐力(育成)
個人的に再び優勝を狙うために必要だと思ったこと
昨シーズン終わった後に、再び優勝を狙うために必要なことを考えてみた。最初の2つはプレシーズンから変わっているのが見れたので好印象。タイムシェアが出来るだけの選手層は、現状そこまで無いと思ってる。そこの厚みを持たせるためのゲームプランと忍耐力かなと。もちろん使わないのには理由があるだろうけど、今オフの動きを見ても今シーズンの目標は60試合終わった後のポストシーズンに進むことだと思うので。そこにいくまでの過程で個人としてもチームとしても成長していけるかが重要かなと。
期待や不安色々と書いてきたけど、優勝を狙えるだけの選手を揃えられたと思う。後はどのようにマネジメントして、これから始まる長い長い1シーズンを戦っていくか。怪我人も複数人いて準備万端で開幕を迎えることは出来なそうだし、苦しい状況に直面すると思うけど、成長できる余地があると思って1シーズン楽しみましょう。とりあえず開幕するのが楽しみ。
いいねや拡散していただけると嬉しいですし、引用リツイートで感想なども書いていただけると励みになりますし、いろいろなブレックスファンの感想も気になります。是非教えてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
おまけ
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