【浦和レッズ】GoGoReds!デー特別企画 写真と思い出で振り返る選手たちの幼少期
「未来のレッズファン・サポーターたちに、サッカーの面白さを知ってほしい」という願いを込め、浦和レッズを応援する小中高生の指定席の全席種が『550(ゴーゴーレッズ)円』で販売される。さらに『キッズワンダーランド』、『特別スタジアムグルメ』など、お子さんも楽しめるアトラクションやグルメなど、場外で楽しめるイベントが満載となっている。
そんなイベントにちなみ、選手たちの子どものころの写真をご紹介。どんな子どもだったのか、どんな選手だったのか、そして『GoGoReds!デー』で初めて埼玉スタジアムで生観戦する子どもたちに見てほしい、感じてほしいポイントを聞いた。
【西川周作】
【本人提供】
この写真のころは、サッカーは好きでしたがプロになりたいと思っていませんでした。なりたいと思っていないというよりは、なれるはずがないと思っていました。当時の大分はJリーグに触れる機会も少なかったですし、みんなと楽しくサッカーがしたいというだけでした。
小学6年生くらいから背が伸びていき、今のような体格になっていきました。GKになり、中学で選抜チームに入り出し、高校に上がるときに大分トリニータの方がオファーをくれてU-18に入ることになりましたが、そこで初めてプロになりたい、プロになるためにはどうすればいいのかと考えるようになりました。他県の高校のオファーもありましたが、大分U-18に入って正解だったと思っています。
FC東京戦はスタジアムで初めて観戦する子どもたちもいると思いますが、自分たちにとっては当たり前のことが彼らにとっては感激する材料になると思います。僕も福岡で初めて川口能活さんを見たときのことは今でも覚えています。最初の印象が良ければ良いほどまた行きたいと思ってもらえるでしょうし、そういうチャンスを僕たちは『GoGoReds!デー』で得られています。『西川選手のプレーはすごかったな』と思ってもらえるようにゴールを守りたいですし、『スタジアムの雰囲気はすごかったな』と思ってもらえるように勝利したいです」
【©URAWA REDS】
【伊藤敦樹】
【本人提供】
【©URAWA REDS】
初めてスタジアムでサッカーを見る子どもたちが楽しめるかどうかは、僕らにかかっていると思います。ゴールがたくさん入れば楽しい、かっこいいと思ってくれると思います。ただ、スタジアムに来るだけでもファン・サポーターの方々の雰囲気やサッカーの魅力が伝わると思います。FC東京戦を見た子どもたちがサッカーが好きになり、レッズでプロサッカー選手になることを夢に見てくれたらうれしいです。そういう子どもたちがたくさん出てきてくれるような試合をしたいです」
【©URAWA REDS】
【ダヴィド モーベルグ】
【本人提供】
他の子どもたちは『宇宙飛行士になりたい』などと言っていましたが、僕はずっと『サッカー選手になりたい』と言い続けていました。大人から『もっと現実的になりなさい』と言われることもありましたが、僕はサッカー選手になるつもりしかありませんでした。プランBはありませんでした。ただ、今はみんながうらやむような、夢のような仕事をさせてもらっていると感じています。
僕が小さいころはロナウジーニョやティエリ アンリのような予想できないようなプレーをする選手を見ていました。今では、サッカーをプレーする子どもたちは競争するよりも楽しんだ方がいいと思っています。それが力になるはずです。レッズの試合を初めて見る子どもたちには、ファン・サポーターの方々と一緒に歌ってみてもらいたいです。レッズのファン・サポーターの方々の応援はどこでも見られるようなものではありません。スタジアムでは試合を見るだけではなく、ファン・サポーターの方々の真似をすることでさらに楽しめるかもしれません。パーティーを楽しんでください。
【©URAWA REDS】
【鈴木彩艶】
【本人提供】
【©URAWA REDS】
サッカーを始めたころはいろいろなポジションでプレーしていましたが、最初のころからGKもやっていました。止めるのが楽しいからGKをやっていました。ゴールを取ることも楽しかったですが、技術も体力もそこまでありませんでしたので、止める方がかっこいいと思っていました。GKだけがグローブを付けたりするのもかっこいいと思っていました。小学生のころに審判もやっていましたから。遊びのときに審判は必要ありませんが、イエローカードとレッドカードを自分で買って審判をやっていました。変わった子どもだったかもしれませんね。GKって変わった人が多いんですけど(笑)。
FC東京戦でサッカーを初めて見る子どもたちには、雰囲気を楽しんでほしいです。例えば相手に対するブーイングもあると思いますし、特に小さい子どもたちは怖いかもしれませんが、応援しているチームが勝つために圧力をかけているとポジティブに捉えてほしいです。
【©URAWA REDS】
【関根貴大】
【本人提供】
【©URAWA REDS】
小学校の卒業文集には「クリスチアーノ ロナウド選手みたいになります」と書いていましたが、現実的にプロになりたいと思っていたというよりは、小さい女の子が「イチゴになりたい」と言うのと同じような感覚だった気がします。サッカーを始めたきっかけは友達が始めたから仕方なくといった感じでしたが、ほとんどの大会で優勝していた記憶があります。小学校のころは市内大会だとGKで相手を全員抜いて2点くらい決めることもありました。
レッズの試合を初めてスタジアムで見ると、まずはファン・サポーターの方々の応援に圧倒されると思います。スタジアムの上の方では難しいかもしれないけど、ピッチの近くの席では監督や選手の声も聞いて楽しんでほしいです。それと、ピッチからスタンドは遠いと思うかもしれませんが、選手は意外と見えています。もし試合を見て楽しんでくれたら、試合後に思い切り手を振ってください。
【©URAWA REDS】
【大久保智明】
【本人提供】
サッカーを始めたのは幼稚園のころからでしたが、小学1年生から本気でプレーし、プロになりたいと思っていました。自分が日本一うまいと思っていましたし、楽しかったです。でも小学4年生で東京ヴェルディのジュニアに入り、自分よりうまい人しかいなくて愕然としました。同級生で自分だけ試合に出られないということもありました。でも、地道に努力し続けてきましたし、当時は僕よりうまくてプロになれなかった選手もたくさんいますので、頑張ってきてよかったと思います。
FC東京戦は僕の知り合いの子どもも見に来ます。初めて見る子どもたちにはやはりスタジアムの雰囲気、ファン・サポーターの方々の応援を楽しんでもらいたいです。ピッチ上ではいろいろなことがありますが、分かりやすいプレーも大事だと思いますし、僕がドリブルで仕掛けるところやゴールが決まるところで盛り上がってほしいです。僕も見ていて楽しい、ボールが渡るとワクワクするようなプレーができる選手になりたいですし、FC東京戦もそんなプレーを見せたいです。僕も子どもたちに憧れられる選手になりたいですし、まずはFC東京戦を楽しんでもらいたいです。
【©URAWA REDS】
【荻原拓也】
【本人提供】
【©URAWA REDS】
ただ、浦和レッズに入った瞬間に評価されなくなりましたし、中学1年生のころは試合に出られませんでした。その当時は自分が足を踏み入れた世界は残酷だと思いましたし、サッカーをやめようと思うときもありました。ユースに上がるのもギリギリで、ボランチとセンターバックとして昇格しました。潰し合いもしていましたし、ボールもさばいたりしていました。高校2年のときに本格的にサイドバックになり、そこから花が開いた感覚です。
そのときは『プロになる以外にないでしょ?』という感覚でした。プロサッカー選手になるのが当たり前と思っていました。でも中学生で『絶対無理だ』と思うようになり、そこから少しずつ自信をつかんでいって最終的に『やっぱりなれるんじゃないか』と思ってユースの最後の1年間、2年間でブーストがかかったような感覚でした。まだ20代前半ですが、そういう経験も今の考え方などにつながっていると思います。
スタジアムで初めてレッズの試合を見る子どもたちには、難しく考えるのではなく、感じてほしいです。サッカーを見てプロになりたいと思う子もいると思いますし、自分がプレーするよりもゴール裏の一員になりたいと思う子もいるかもしれません。僕は中学のときに埼玉スタジアムでレッズの試合を見て、あのピッチの中に行きたいと思いました。見て素直に感じたことをキャッチしてほしいです。
【©URAWA REDS】
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ