【ガンバ大阪】名古屋戦の鍵は守備にあり。カウンターを封じ、勝機を見出したい

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【ⓒGAMBA OSAKA】

勝利だけが義務付けられたはずの大阪ダービーで、ガンバは終了間際に決勝点を献上。コロナ禍以降、パナソニックスタジアム吹田で最多となったサポーターの前で、勝利を手にすることが出来なかった。
「相手のチャンスは2つしかなかったのに、自分たちが取りきれないというところが出てしまった試合だった」と黒川が悔しげに絞り出した言葉に象徴された大阪ダービー。試合の大半を支配しながらも、勝点3を手にすることができなかった痛恨の一戦は、名古屋戦に向けた教訓にすべき90分だった。

「メンタリティ的にも自分たちが勝たないといけない試合だったので、前がかりになってカウンターを受けた」とポヤトス監督は振り返ったが、前節喫した2失点は、相手に許した2度の決定機をそれぞれ守りきれなかったことで生まれたものだが、とりわけ2失点目は警戒していたはずのカウンターで許したものだった。
リーグ戦で現在4試合勝利から遠ざかり、17位に沈むガンバにとってアウェイの名古屋戦もまず目指すのは勝利だが、指揮官も選手も守備意識の高さが名古屋戦の鍵になると認識している。

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「ビハインドになると前がかりになっていかざるを得なくなる。そうならないように僕たちが先制することが大事になる」(黒川)。
大阪ダービーでも立ち上がりはシンプルにDFラインの背後にボールを送り込み、セーフティな試合の入りを意識したガンバだが、とりわけ今の名古屋に対しては攻撃でアクセルを踏む場面と、ブレーキをかけるメリハリが不可欠だ。
「名古屋のストロングポイントはマテウス、ユンカーがいる前線のカウンターアタック」(ポヤトス監督)。浦和時代にも苦しめられたユンカーはもちろんだが、Jリーグ屈指の速さを持つ前線のマテウスと永井を擁する名古屋は迫力あるカウンターを繰り出してくる。
得点数は決して多くないが、失点の少なさはリーグ2位タイの8。「堅守速攻」を絵に描いたような今季の名古屋はやはり侮れない存在だ。

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かつてガンバを三冠に導いた長谷川監督のスタイルが浸透している名古屋は現在3位。直近の5試合は1勝4分と勝ちきれない試合が続いているものの、首位神戸や横浜F・マリノスとはドローに持ち込んでおり、粘り強さも持ち合わせている。昨季ガンバに2戦2敗だったことに加えて、ホームでは4試合連続で引き分けに終わり2ヶ月以上勝利がない名古屋だけにガンバ相手に勝ちに来るであろうが、カウンターを過度に恐れることなく、ランゲラックが守るゴールマウスをこじ開けたい。
「自分たちの攻撃をしてチャンスを作って相手にプレッシャーをかける。そして最後は決定力が大事になる」とポヤトス監督も話すが、チャンスで決め切る勝負強さも名古屋撃破のポイントになる。

粘り強くゴールをこじ開け、相手のカウンターをいかに耐え切るか――。敵地でガンバの修正力が試されることになる。

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著者プロフィール

ガンバ大阪は、北摂・北河内地域をホームタウンとして活動しています。 「ガンバ」は、イタリア語で「脚」を意味する言葉で、日本語の「頑張る」にも通じています。 「チーム一丸となって勝利を目指して頑張るチーム」「どんな状況でもガンバって勝利を勝ち取るチーム」「大阪をホームタウンとし、大阪を中心とした関西ファンの声援を受けてガンバるチーム」「日本一、世界一のクラブ組織に向けてガンバるサッカークラブ」という気持ちが込められています。

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