【ラグビー/NTTリーグワン】「僕らはマリオとキノコ」。最高の“ハマエモコンビ”がチームを次のステージへと導く<クリタウォーターガッシュ昭島>

クリタウォーターガッシュ昭島 濱副選手 【©JRLO】

NTTジャパンラグビーリーグワン2022-23ディビジョン3第12節。クリタウォーターガッシュ昭島(以下、WG昭島)は、首位をひた走るNTTドコモレッドハリケーンズ大阪(以下、RH大阪)とのリーグ戦最後のビジターゲームに臨む。このままビジターで勝利なしでシーズンを終えるわけにはいかない。WG昭島にとっては負けられない戦いとなる。

勝利のカギとなりそうなのは、今季のWG昭島で輝きを放っている「ハマ」と「エモ」の二人だ。ハマは、「こんなすごい選手はいない」とチームメートの誰もが認める濱副慧悟。エモは新人ながらスタメンを勝ち取り続けている江本洸志。互いに最高の相棒を見つけた二人がチームにエナジーを与えられるか。

「ここ数年は個人技を磨くことだけに集中して、自分のスタイルを崩さなかった。今年、スペースの一歩手前を見られる江本が加入したことで、僕のパワーが生きるようになった」と、今季の活躍を濱副はうれしそうに振り返る。「ぼくがマリオで、えもっちゃん(江本)がキノコ(笑)。キノコがいいパスをくれて、スピードアップさせてくれる。おかげで僕が自由にゲインできている」と、ユニークな表現で話す。

一方の江本も、「自分がトライを取るよりも、ハマさんにいいボールを渡して、ハマさんがトライを取ったり、ラインブレークしてくれたりすることがうれしい。試合後には毎回ハマさんのスタッツをチェックしています(笑)」と、相思相愛のようだ。「流れがいいときは自分もハマさんも活躍できているが、流れが悪いときは、何もできないまま負けてしまうことが多いのが課題。RH大阪戦は流れを変えられるようなプレーを二人でしたい。『やったろう』という気持ちです」と、地元・大阪での試合に気合い十分だ。

「ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)を目指す」と宣言する濱副と、「自分は(天理大学の先輩でもある、花園近鉄ライナーズの)シオサイア・フィフィタより強い」と、10回唱えてからグランドに入るというほど、シオサイア・フィフィタをリスペクトしている江本。独特で最高の“ハマエモコンビ”がチームを次のステージに導いてくれるはずだ。

(匂坂俊之/Rugby Cafe)
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著者プロフィール

ジャパンラグビー リーグワンは、「あなたの街から、世界最高をつくろう」をビジョンに掲げ、前身であるジャパンラグビー トップリーグを受け継ぐ形で、2022年1月に開幕した日本国内最高峰のラグビー大会です。ラグビーワールドカップ2023を控え、セカンドシーズンとなるリーグワン全23チームの熱戦をご期待ください。

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