JCL TEAM UKYO【ツール・ド・フランスへの挑戦】SAUDI TOUR 2023 STAGE 1 REPORT

ジャパンサイクルリーグ
チーム・協会

【JCL】

第1ステージ AIUIa International Airport → Khaybar 180.5 km

大会期間:2023年1月30日〜2月3日
カテゴリー:UCI 2-1
ステージ:第1ステージ
出場:16チーム 112名 / 完走:107名
JCL TEAM UKYOメンバー: 石橋、小石、武山、岡、山本、クレダー、プラデス
スタート地点:AIUIa International Airport ゴール地点:KHAYBAR

2023年1月30日 UCI2-1 のステージレース サウジツアーが開幕。JCL TEAMUKYOの初戦はワールドツアー、プロチームがひしめくビッグレースに挑戦となりました。ステージレースの舞台はサウジアラビア、暑く乾いた気候と砂漠の砂が巻き上がる横風との戦いは選手たちをより過酷な環境へと導きました。

オープニングセレモニー 【JCL】

武山選手の10km越えのロングエスケープ、山本選手がメイングループに残る健闘を魅せる

第1ステージはほぼ直線の道のり、長く続く緩斜面の頂上にスプリントポイントが2度設けられたコースレイアウト。レースはリアルスタートしてすぐに飛び出したUno-XやEUSKARDIらプロツアー選手を含む5名に武山選手が素早くブリッジしリードアウトを展開します。

ここにスプリンターを抱えるワールドツアーチームが乗らなかった事も起因してプロトンはこのエスケープを容認。こうしてスタートしてから1時間後には5分近くにタイムギャップは開きました。武山選手を先行させる事に成功したJCL TEAM UKYOはクレダー選手のスプリントに備え好条件が整います。

逃げに乗る武山選手 【JCL】

タイヤ交換するベンジャミ・プラデス選手 【JCL】

しかし、ここで選手たちを苦しめたのは横風と永遠と続く凹凸の激しい悪路でした。この悪条件に有力選手まで次々とパンク、岡選手、山本選手、プラデス選手、クレダー選手も数度のメカトラに見舞われダメージを蓄積させてしまいます。一方先頭で奮闘する武山選手はスプリント賞にトライするも一歩及ばず4位通過が2回、エスケープグループも100kmを過ぎる頃には脚の差が広がり、2名の選手を先行させて武山選手を含む4名はドロップしてしまいます。


この展開に活性化したプロトンを牽引するのはツールで5勝を上げているスプリンターのディラン選手を率いるTEAM JAYCO ALULA。彼らを中心とした長時間にわたる強烈なスピードアップに残り2kmでJCL TEAM UKYOは6名が脱落、一度遅れかけた山本選手が集団復帰に成功しラスト10kmのクライマックスを迎えます。

TEAM JAYCO ALULAのトレインはラスト数キロでエスケープする2名をキャッチしそのままスプリントになだれ込むとディラン選手が横並びの一線を制し見事に優勝。
山本選手は残りkmの落車に乗り上げるも力走を続け31位でゴールしました。少し遅れはとりましたがJCL TEAM UKYOの選手たちも全員ゴールし、ハイレベルなスピードレースに洗礼を受けながらも初戦を全員走り切る事が出来ました。

チーム最上位でゴールした山本選手 【JCL】

チームメイトたちと握手を交わす山本選手 【JCL】

岡選手のゴールシーン 【JCL】

レイモンド・クレダー選手のゴールシーン 【JCL】

武山選手コメント

「チームを優位に展開させるための自分の出来る最大の走りにトライできました。体重の軽い自分にとってバイクが跳ねてしまう程の悪路でしたが、自分の脚に大きな刺激を入れる走りが出来たことは次に繋がると思います。」

山本選手コメント

「ラスト2kmで一度はドロップしましたが、追いつける望みに賭けて全身の痛みに耐えながら復帰しました。ラスト2kmの落車にフルブレーキで乗り上げましたが落車せずに最後まで力を出し切りゴールしました。」

清水監督コメント

「非常にレベルの高いレースの初日という難しいステージを武山選手の活躍で展開する事ができました。多くのチームがそうであったように、我々も悪路と多くのメカトラブルに苦しめられた日となりました。最終局面で大きく崩れてしまったことを教訓に明日ベストな走りが出来るように作戦を立てていきたいと思います。」

Result TOP3

SAUDI TOUR 2023 Stage 1 180.5km
1. Groenewegen D. (JAY) 4h08″09”
2. Rajovic D. (TBV) +00″
3. Walscheid M. (COF) +00″
31. Masaki YAMAMOTO (JCL TEAM UKYO) +00″ +40
74.Atsushi OKA +9:37″
78.Yuma KOISHI +9:37″
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著者プロフィール

ジャパンサイクルリーグは、2021シーズンより「自転車を通じた地方活性化促進」を合言葉に、日本サイクルロードレースの新たな歴史を作るべく、地域密着型チームが一枚岩となり構成された、国内で新たにスタートとしたサイクルロードレースリーグ(名称:JCL)です。JCLは、地方創生をキーワードにサイクルロードレースで地域活性化を進めていきます。「日本のロードレースを変える、世界へ挑戦する」を最大のミッションとし日本ロードレース界発展のため、プロ選手、プロ的興行を作り上げ、世界へ挑戦しうる環境を作り上げていきます!

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