【全日本卓球2023会場レポート】男女シングルスベスト8が決定。男子は戸上、張本がベスト8入り。女子は明暗分かれる。
【横井咲桜は前回大会王者の伊藤美誠を破る金星(日本卓球協会)】
男子シングルス
2018年大会王者の張本智和(IMG)は、2013年王者の丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)をフルゲームデュースの大接戦で下した横谷晟(愛知工業大)と対戦。序盤から横谷が攻撃を仕掛ける展開が多かったが、張本のディフェンスを崩すことには及ばず、張本がストレートで勝利した。準々決勝では全農CUP TOP32船橋大会で戸上を破りベスト4入りした吉山僚一(愛工大名電高)と激突する。
張本智和(IMG) 【日本卓球協会】
2020年王者でWTTグランドスマッシュ3位・アジアカップ3位の宇田幸矢(明治大)は上村慶哉(シチズン時計)とのサウスポー対決を制してベスト8入り。森薗政崇(BOBSON)、吉村和弘(個人)といったTリーグでも活躍中の実力者を撃破した上村との打撃戦を打ち勝った。全日本社会人3位の吉田雅己(木下グループ)を下して勝ち上がってきた曽根翔(T.T彩たま)と準々決勝で対戦する。
宇田幸矢(明治大) 【日本卓球協会】
女子シングルス
2020年王者の早田ひな(日本生命)は今大会ジュニア女王の張本美和(木下アカデミー)と対戦。張本のパワフルな両ハンド攻撃をやや下がって弾き返し、ゲームカウント4-1で勝利した。
早田ひな(日本生命) 【日本卓球協会】
歴代3位タイ5回の優勝を誇る2021年大会王者の石川佳純(全農)は、前回大会で敗れている加藤美優(吉祥寺卓球倶楽部)と対戦。フォアサイドを深くえぐるような加藤のバックハンド攻撃に押され、ゲームカウント1-3とリードを許す。追い込まれた石川だが、集中力を増したプレーで2ゲームを奪い返しゲームカウント3-3のタイに持ち込む。両者ミスのないプレーで一進一退の攻防が続くも、最後は石川のフォアハンドドライブが加藤のフォアサイドを打ち抜き、11-8で勝利。大逆転で昨年の雪辱を果たした。準々決勝では安藤みなみ(トップおとめピンポンズ名古屋)を破り9年連続ベスト8以上と抜群の安定感を誇る佐藤瞳(ミキハウス)と対戦する。
石川佳純は勝利の歓喜を最初に観客席に伝えた 【日本卓球協会】
佐藤瞳(ミキハウス) 【日本卓球協会】
出雲美空(サンリツ) 【日本卓球協会】
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