サウサンプトンとのプレミアリーグ第21節の試合がアウェイのセント・メアリーズ・スタジアムで行われ、アストン・ヴィラが1-0で接戦をものにしている。

　ウナイ・エメリ監督は、前回リーズ・ユナイテッドを2-1で下したチームから1名を変更し、負傷したリュカ・ディニュに代わってアレックス・モレノが初先発を果たした。

　ヴィラはキックオフから試合を支配し、ポゼッションで優位に立つものの、セインツ相手になかなか得点のチャンスを作り出すことができない。前半25分にサウサンプトンはカイル・ウォーカー・ピーターズとチェ・アダムスのコンビがゴールを決めたように見えたが、これはオフサイドの判定に救われた。

　両チーム均衡が破れずにいた前半は、途中ピッチ上空にドローンが現れるハプニングで約10分ほど試合が中断するハプニングに見舞われたが、それ以外は特にほとんど見どころがないまま前半を折り返した。

　後半になると、サウサンプトンが交代選手を使って試合の流れを変える。主導権を握ったサウサンプトンの攻撃に対して、ヴィラはキーパーのエミリアーノ・マルティネスのいくつかの決定的なセーブに助けられ無失点に抑える。

　しかし63分にウォード＝プラウズのシュートがエズリ・コンサに当たって跳ね返り、キーパーがギリギリ届かないところ吸い込まれてしまう。失点を許してしまったと思った矢先、VARレビューにより直前のプレーでのファウルが認められ、このゴールは取り消しに。アストン・ヴィラはこの判定に助けられ、徐々に勢いを取り戻していく。

　そして78分に、右サイドで得たフリーキックから、オリー・ワトキンスがヘディングで合わせて値千金の先制ゴール。これが決勝点となり、クリーンシートを達成したアストン・ヴィラがリーグ戦2連勝。またアウェイゲームでは3連勝を達成しており、勝ち点はこれで28まで積み上げた。

【試合結果】
サウサンプトン 0-1 アストン・ヴィラ

オリー・ワトキンス 78分