【Xリーグ】短期集中連載 ライスボウルまであと4日 アメフト日本一への軌跡:富士通フロンティアーズ編(5)
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Vol. 5 第5節:劣勢を強いられたオービックシーガルズ戦 ケガから復帰のDB奥田凌大の値千金のインターセプト
最近4年間の対戦で5勝1敗とオービックに対して優位に立つ富士通だったが、この試合は序盤にミスが続き、山本洋ヘッドコーチ(HC)が「過去に経験がない」という0-12のビハインドに追い込まれた。
最初の攻撃はクオーターバック(QB)高木翼がオービックのディフェンスライン(DL)平澤徹のタックルを受けてボールをファンブル。これをリカバーしたオービックはキッカー(K)山さき(さきの漢字は「たつさき」)丈路のフィールドゴールにつなげて先制した。
オービックシーガルズの守備陣にタックルされてファンブルする富士通フロンティアーズQB高木翼(中央) 【©X LEAGUE】
富士通は第1クオーター終了間際の高木からワイドレシーバー(WR)松井理己への24ヤードタッチダウンパスなどで反撃を始めるが、オービックの堅い守備に阻まれてオービックにリードを許したまま第4クオーターを迎えることになる。
第4クオーターに決勝フィールドゴールに繋がるインターセプトをマークする富士通DB奥田凌大(右) 【©X LEAGUE】
富士通にとっては同点のまま試合が終わっても1位通過のできる状況だったが、ここで勝利を呼び込むビッグプレーが生まれる。試合時間残り1分14秒から始まったオービックの攻撃の2プレー目でQBジェイソン・スミスが投げたボールを、この試合で故障からの復帰を果たしたディフェンスバック(DB)奥田凌大がオービック陣内45ヤードでインターセプト。10ヤードをリターンして敵陣35ヤードでオフェンスにバトンを渡した。
RBトラショーン・ニクソンの11ヤードランでさらに前進した富士通は試合の最後のプレーで納所が41ヤードのフィールドゴールを難なく沈めて、最終スコア21-18でゲームオーバーとなった。
試合最後のプレーで決勝フィールドゴールを決める富士通K納所幸司(右) 【©X LEAGUE】
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