プレミアリーグ第4節、前節ニューカッスルと引き分けたマンチェスター・シティは、ホームでクリスタル・パレスと対戦。開幕から3試合で3ゴールのハーランドなどが先発に並び、先日クラブに加入したセルヒオ・ゴメスもベンチに名を連ねた。

　スコアが動いたのは開始から僅か4分だった。クリスタル・パレスが右サイドでフリーキックを得ると、ペナルティーエリア内での混戦からストーンズがオウンゴール。昨季にも敗れている苦手な相手に早くも先制点を許してしまう。

　失点後も積極的に相手サイドで攻撃を続けていたマンチェスター・シティだったが、21分にもコーナーキックからゴールを許し、スコアは0-2。反撃のきっかけを掴むべく、ハーランドやフォーデンが惜しいシュートを放つもゴールは遠く、前半を2点ビハインドで折り返した。

　75%のポゼッションを記録したシティだったが、シュート7本に対して枠内シュートは0。対するクリスタル・パレスは2本のシュートを全て枠内に入れており、効果的な攻めを発揮していた。

　しかしここで終わらないのが昨季のリーグ王者。後半開始から8分。左から右サイドの広大なスペースにボールを振ると、待ち構えていたベルナルド・シウバがドリブルを開始。カットインから左足を振り抜き、相手DFに当たってコースが変化したシュートがゴールネットに突き刺さる。ベルナルドにとってはクラブ通算50ゴール目となった。

　61分にギュンドアンとフリアン・アルバレスが投入されてから1分後、フォーデンのショートクロスにヘディングで合わせたのはハーランド。欲しかった同点ゴールが新加入のスター選手によってもたらされた。

　怪物は止まらない。クイックスタートから始まったコーナーキックは、守備から上がってきたストーンズにボールが渡り、最後にゴールに流し込んだのはハーランド。マンチェスター・シティがついに逆転に成功した。

　さらに81分、ギュンドアンのスルーパスを受け取ったハーランドは、相手のプレスをうまく背中で押さえつけ、スペースを確保して巧みなシュート。まさに怪物たるゴールを決め、移籍後初ハットトリックを早くも4節目で達成した。

　試合はこのまま4-2で終了。マンチェスター・シティは難敵を相手に2点ビハインドから追いつき、見事に勝ち点3を獲得した。

ゴール
0-1　クリスタル・パレス：ストーンズ（オウンゴール：4分）
0-2　クリスタル・パレス：アンデルセン（21分）
1-2　シティ：ベルナルド・シウバ（53分）
2-2　シティ：ハーランド（62分）
3-2　シティ：ハーランド（70分）
4-2　シティ：ハーランド（81分）