【ガンバ大阪】今、ガンバに必要な勝点3。指揮官と方向性を信じて、敵地でブレずに戦う

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【©GAMBA OSAKA】

鹿島戦に続いて、ルヴァンカップの大阪ダービーでも競り負け、片野坂体制の公式戦2試合は黒星スタートとなった。
「今、我々に必要なのはやっぱり勝点だと思いますし、勝利。このリーグ戦の浦和戦も非常に厳しい試合、タフなゲームになると思いますけど、いい結果を大阪に持って帰れるように準備したい」
悔しさをありありと滲ませながらも、決して下を向くことなく、浦和戦へと気持ちを切り替えた片野坂監督だが、指揮官の言葉通り、今のガンバに必要なのは勝点3。中2日の連戦だが、1月から積み上げてきたスタイルとともに、埼玉スタジアムで勝利だけを目指す。

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攻勢の展開で、自らのミスからカウンターを招き、痛恨の決勝点を許した大阪ダービーだが、収穫はやはり、攻撃の迫力が徐々に出始めていることだ。
「我々がボールも持ちたいが、守備のところでもボールを奪いに行くことにトライしないと、自由にしたりスペースを与えると強力な選手、決定力のある選手も浦和にはいる」(片野坂監督)。
就任2年目となるロドリゲス監督は片野坂監督同様、自陣からのビルドアップをベースにするだけに、やはりチーム全体での守備意識の高さは不可欠になる。
とりわけ必要になるのは攻撃時のリスクマネージメント。特に3バックの両脇をつかれての失点が続くだけに、小野瀬も「このシステムなら弱点はそこなので修正は個々で話をした」とウイングハーフとして攻守両面にタフな働きを見せるつもりでいる。
大分でのラストマッチとなった天皇杯決勝でも4バックを採用し、浦和と好ゲームを繰り広げた片野坂監督だけに、相手の弱点や攻略ポイントは当然頭に入っているが、今指揮官が目指すのは、積み上げてきたサッカーをブレさせないことである。
「私が就任して、公式戦で実際に試合をして、簡単にすぐ上手くなって強いチームにはならない。課題は出ることだし、積み上げていくことが将来的に強いガンバを取り戻すことになればベスト」(片野坂監督)。
大阪ダービーでは最後尾で福岡が指揮官の目指す組み立ての起点として機能したが、今は攻守両面で一歩ずつ、片野坂ガンバのスタイルを確立するだけだ

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一方、同じく中2日の浦和はACLに出場することもあり、すでにリーグ戦2試合を戦っている。前節は神戸に対して終了間際に痛恨の同点ゴールを献上。リーグ戦で1敗1分けのスタートを切っているだけにガンバ同様、勝点3だけを目指してピッチに立つだろう。
ガンバはパトリックが出場停止だが、浦和も攻撃のキーマンである明本が前節レッドカードで出場停止。ガンバが苦しめられてきたユンカーもベンチ外が続いているが、「ロドリゲス監督になって、ボールの動かしも上手いし試合中でも可変して嫌な立ち位置を取ってプレーしてくる」と片野坂監督も警戒感を口にする。
鹿島戦以来の連発を目指す小野瀬は言い切った。「決してネガティブな部分が多いわけじゃない。勝って自信をつけるのが一番いい」(小野瀬)。埼玉スタジアムで、片野坂体制での初勝利を手にするのみだ。

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著者プロフィール

ガンバ大阪は、北摂・北河内地域をホームタウンとして活動しています。 「ガンバ」は、イタリア語で「脚」を意味する言葉で、日本語の「頑張る」にも通じています。 「チーム一丸となって勝利を目指して頑張るチーム」「どんな状況でもガンバって勝利を勝ち取るチーム」「大阪をホームタウンとし、大阪を中心とした関西ファンの声援を受けてガンバるチーム」「日本一、世界一のクラブ組織に向けてガンバるサッカークラブ」という気持ちが込められています。

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