トヨタ自動車レッドテリアーズが延長サヨナラ勝ちで地元大会2連勝を飾る

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【決勝打を放ちヒロインインタビューを受ける切石選手】

「ドラマは最終回に起こる」、その言葉を体現したのは、途中出場の捕手、切石結女


トヨタ自動車レッドテリアーズが、日本リーグ第4節の地元・豊田大会で、サヨナラ勝ちをおさめ2連勝を飾った。


昨日は日立サンディーバを相手に、三輪さくらの快投に加え、キャプテンの古澤春菜を始めとする打線が繋がり、3対0と快勝。


今日の対戦相手は伊予銀行VERTZ。


初回から投手戦の様相を呈し、レッドテリアーズ先発のモニカ・アボットは3回の三者連続三振など、14奪三振を奪う好投。


対する伊予銀行の先発・黒木美紀も要所を締めるピッチングでトヨタ打線に付け入るスキを与えない。


均衡が破れたのは、タイブレークに突入した延長8回。


伊予銀行に先制され後がないレッドテリアーズは、古澤の内野ゴロの間に1点を返し、続くバッターは8回から出場の切石結女


「甘いドロップを振り抜いた」と語るように、切石が打った球は左中間へと飛び、サヨナラタイムリーとなった。


延長8回、2対1でトヨタが伊予銀行を下し、劇的な逆転勝利を飾った。


試合後のヒロインインタビューで切石は、「私が決めると気持ちを込め、会場の応援を力にして打席に立った」と語り、途中出場のプレッシャーを弾き飛ばす、見事なサヨナラタイムリーを振り返った。


チームは5勝3敗とし、見事、地元開催の豊田大会で2連勝を飾った。


現在、チームとファンの間での合言葉となりつつある「立ち上がれっどてりあーず」の言葉そのままに、劣勢でも何度でも立ち上がり、追い付き、そして逆転する姿勢を見せる熱い試合となった。


明日は地元・豊田大会の最終戦。


対戦相手は現在リーグ2位の強豪、ビッグカメラ高崎BEE QUEEN。


昨季の決勝トーナメントで敗れている相手との対戦となるだけに、更なる激闘が見られるだろう。


チーム・スタッフ一丸となり、そしてファンの応援を原動力に変え、日本一に返り咲く戦いを繰り広げるに違いない。

        スタジアムDJ フルヤトモヒロ
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著者プロフィール

トヨタ自動車女子ソフトボール部レッドテリアーズの創立は、1948年。 女子ソフトボールリーグに第1回から参戦する最古参のチームで、優勝を多数経験しており、 2010年~2012年には三連覇を果たしている。 チームのセカンドネーム『レッドテリアーズ』は、チームカラーの『レッド』とチームキャラクターの『ヨークシャ・テリア(キャラクター名:ルーキー)』を合わせたもの。ヨークシャ・テリアという犬種は、「小柄ながらエネルギッシュで探求心が強い」「攻撃的な側面を持ちながら知的でもある」という特徴があり、その気質はチームの志としています。

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