サーフィンチャンピオンシップツアー、伝統の豪ベルズ戦が2021年も中止

チーム・協会

【© WSL / Sloane】

サーフィンチャンピオンシップツアーを組織するWorld Surf Leagueの前身、ASPの発足前となる1962年からの古い歴史を持つオーストラリア・ベルズ戦だが、2020年は元より、2021年も新型コロナウイルスの影響でキャンセルが発表。

新型コロナウイルスの感染拡大が他国よりも抑えられているオーストラリアだが、それは渡航の制限が厳しいのに加え、州を跨ぐ規制さえも厳しく、クラスターが発生すれば他の州から選手や関係者を移動させることも難しくなるのだ。

今回のベルズ戦のキャンセルは2月頭にニューキャッスルが新たなイベントとして加わった頃から噂されていたことだが、WSLは調整の末、2月11日に正式に公表した。

その一方でWSLは長年のスポンサーである「Rip Curl」、ビクトリア州との2022年から3年間の契約を発表。今年のイースターホリデーはニューキャッスルでCT第2戦『Newcastle Pro』が行われる予定だが、来年からはベルズでのイベントが戻ってくるだろう。

長年オーストラリア国民、世界中のサーフィンファンから愛されてきたベルズ戦をキャンセルさせるのは苦渋の選択であり、特にイースターホリデー中に何万人もの観光客が訪れるビクトリア州は経済的打撃を被ることになる。

なお、4月1日〜11日に開催予定の『Newcastle Pro』の他、マーガレットリバー、ゴールドコーストで用意されているイベントは4月12日〜5月26日の間で日程が調整される予定。
加えてWSLは複数のオプションを検討していると記載されている。テニスの全豪オープンが開催されていることでも分かる通り、他国よりも国際イベントを開催しやすいオーストラリアで他にも数戦追加される可能性がある。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

国内外のサーフィン関連ニュースを発信する「THE SURF NEWS(サーフニュース)」の公式アカウントです。2020年東京五輪のサーフィン関連情報や、人工サーフィン施設、業界最新動向、話題のサーフギア、コンテスト、初心者から経験者まで役に立つHowToなど様々なニュースをお届けします。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント