「鎌倉みんなのスタジアム #鎌倉みんスタ 」プロジェクトキックオフ 鎌倉インターナショナルFCが鎌倉市で初となる市民オープン型人工芝グラウンド建設へ
【鎌倉インターナショナルFC】
一般市民も利用できる鎌倉市初の芝のグラウンド
鎌倉インテルは2018年のクラブ創設以来、市民が利用できる自前のグラウンド建設を目指してきた。当初はチーム強化を目的とした構想として動き出したものだったが、鎌倉市には芝生のグラウンドが一つもなく、子供たちがスポーツをする環境が整っていないことから、チームの強化と同時に鎌倉市のスポーツインフラ整備やコミュニティスペースの提供なども見据えてプロジェクトが進められてきた。
そして今回、当初からの候補地であった深沢地区に鎌倉初の芝生のグラウンドが建設されることが決まった。グラウンドは早ければ来年4月中旬にオープンされる予定で、質の高い人工芝のピッチと落ち着いて観戦ができるスタンド、クラブハウスなども併設される。オープン後はレンタルコートとして一般市民も利用できるグラウンドとして運営していく予定だ。
建設予定地は湘南モノレール「湘南深沢駅」の目の前に広がる約31ヘクタールの土地。しかし、同地区は将来的に鎌倉市主導による街づくりが計画されており、公機能が移転される予定となっている。そのため「鎌倉みんなのスタジアム」の運営はひとまず同計画が開始されるまでの暫定的なものとなるが、それまでにさまざまな形の運営にトライし、ノウハウを蓄積しながら将来的なスタジアム建設計画にもつなげていく意向だ。
【鎌倉インターナショナルFC】
「#鎌倉みんスタ」クラウドファンディングをスタート
シンガポール在住でリモートで会見に出席したクラブ代表の四方健太郎は、「行政に頼らない、税金に頼らない、大企業に頼らない。でも、自分たちだけの力では難しいところがあるなかで、クラウドファンディングというツールを使おうと。これをきっかけに多くの人に知っていただき、文字通り『みんな』でつくっていければと思っている」とクラウドファンディングをスタートさせる思いを説明した。
クラウドファンディングのリターンは、グラウンドの芝生1平米のオーナーとなれる「芝生1平米オーナー」などが用意されている。「芝生1平米オーナー」については、「一人ひとりがオーナーシップを持ち、ジブンゴトとしてこのスタジアムを運営していく、育てていくという意識を持っていただければ」(四方)と、ここにも「みんなのスタジアム」のポリシーが込められている。
【鎌倉インターナショナルFC】
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1979年生まれ。静岡県浜松市出身。出版社勤務を経て、2011年に独立。2017年までの6年間はバンコクを拠点に取材活動を行っていた。その後、日本に拠点を移してライター・編集者として活動、現在もタイを中心とするアジアでの取材活動を続けている。タイサッカー専門のウェブマガジン「フットボールタイランド」を配信中。
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