新型コロナウィルスの影響で、トーナメントも軒並み中止や延期が余儀なくされる中、ゴルフ界でも感染防止のための”新たな生活様式”の導入が求められる。

そんな中、松山と石川が感染拡大防止を支援する「松山英樹×石川遼プロジェクト」を発足した。

取り組みのひとつとして「ヤフオク」の「エールオークション」で医療従事者の活動支援団体への寄付を目的としたチャリティオークションを開催。
互いのサイングッズを持ち寄り6月8日からスタート。同14日まで行われる。

また、2人のユーチューブチャンネル「松山英樹×石川遼プロジェクト」も開設。
男子ゴルフの「ダンロップ・スリクソン福島オープン（今年の中止が決定）」の開催コースでもある「グランディ那須白河ゴルフクラブ（福島県）」での2サムラウンドで”ゴルフ版新生活様式”を実戦している。

「エピソード１」と題した動画では、互いに2クラブ分の距離を保ち、スタート前の握手やハイタッチもなし。自らバッグを担いで歩くセルフプレーで、バンカーも足でならすなど、”ニューノーマル”を徹底。

松山「いろいろなプレイの中で考えながらやっていきます」。
石川「もうとにかく、まずは2人でやろうって…」。

松山が、感染防止のために互いの距離を保つ「ソーシャルディスタンス」を「ソー”サル”ディスタンス」と噛むなど、ほっこりシーン満載のプライベートラウンドを公開。同学年の２人だからこそ出せるリラックスした雰囲気の中で”新ゴルフ様式”を伝えている。

撮影は、松山が主戦場のアメリカに発つ前に行われたという。
動画でのやりとりの中で、「遼に電話して『やろうよ！』」（松山）。
「２人で何かできること」（石川）と、即断した経緯も語られる。

チャリティオークションの開催期間は6月8日から6月14日の18時までの予定。
2人のグッズはエールオークションwebサイトから落札できる。

なお、プロジェクトの発足に際して連名で、以下のコメントを発表している。
「国内外で日々全力を尽くされている医療従事者のみなさまに対しては感謝と敬意でいっぱいです。
僕たちは日頃よりファンの皆さまに声援を頂き、それをパワーに変えて頑張ることができます。その感謝の気持ちをこめて、僕たち２人にできることはないかと考え、この度、新型コロナウィルス感染拡大に立ち向かうための支援プロジェクトを発足致しました。
より多くの方にこの活動の思いが伝わる事で更に大きな力になっていくと考えておりますので、ご協力賜れますと幸いです」（松山英樹・石川遼）