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2004年10月31日(日)

11R
2004年10月31日(日)
東京
15:40発走

天皇賞(秋) GI

芝・左 2000m 天気:
馬場:
稍重
サラ系3歳以上 オープン 牡・牝 (指定) 定量 本賞金:13200、5300、3300、2000、1320万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 ヴィータローザ
1 2 テレグノシス
2 3 シェルゲーム
2 4 ダンスインザムード
3 5 ツルマルボーイ
3 6 トーセンダンディ
4 7 マイソールサウンド
4 8 アドマイヤグルーヴ
5 9 サクラプレジデント
5 10 ローエングリン
6 11 ナリタセンチュリー
6 12 シルクフェイマス
7 13 ゼンノロブロイ
7 14 ヒシミラクル
8 15 バランスオブゲーム
8 16 リンカーン
8 17 ダイワメジャー

※ ◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 5=12 5=11 5-9 5-13 12=11
綾恵 17=11 17=5 17-8 17-14 11=5
山田 2=10 2=6 2=4 10=6 10=4 6=4
たま 13=12 13=10 13=2 13=11 13=15

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はツルマルボーイ。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.58.2
春の大一番であった安田記念(G1)で念願のG1獲りを達成。マイル戦自体が初めてという異例のチャレンジであったが,前年のG1で2回連対していた実績があったのだから,結果的には人気の盲点であった感。前走の宝塚記念(G1)は,最後方からの競馬で1秒2差6着に終わっているが,タップダンスシチーが早め先頭で押し切ってしまうレースだったので,展開が向かなかっただけのこと。今回は休み明けでのぶっつけ本番となるが,昨年も同様のローテでレコード優勝したシンボリクリスエスの2着があるだけに,久々の不安は少ないはず。実際,この中間は1週前の段階で,栗東芝コースにて6ハロン70秒台という猛時計を馬なりで出したほど。週末に出ている雨予報は不安であるが,安田記念時のやや重くらいなら対応できそうだ。当競走の前年連対馬は翌年にも連絡みする傾向があり,強敵となるはずだったキングカメハメハが戦線離脱,現役最強馬のタップダンスシチーが不出走なら,2度目のG1制覇のチャンスにグッと近付いたと判断したい。

対抗はシルクフェイマス。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・2.00.5
今年1月の日経新春杯(G2)で,5歳にして初の重賞制覇という遅咲きであったが,その後の京都記念(G2)も優勝して重賞2連勝。初のG1挑戦だった天皇賞(春)では3着,前走の宝塚記念はタップダンスシチーに2馬身差の2着と健闘しており,今や完全にG1常連の仲間入りを果たした格好だ。前走後は放牧に出されており,爪の不安もほぼ解消。4カ月もの休養明けの割に,減っていた馬体があまり戻らなかった様であるが,1週前・今週と栗東CWで6ハロン82秒台を叩き出すなど,出来自体はかなり良さそうだ。府中コースへの適性は,改修前の500万戦(マイル)で1戦1勝とよく分からないが,2000M戦は8戦3勝,2着2回,3着1回と得意にする距離。過去の出走歴からも輸送で減りやすいタイプと思われるので,直前の馬体重には注意したいが,宝塚記念の470キロ台までなら割り引きにはなるまい。当競走がG1初挑戦だった父・マーベラスサンデーは4着に敗れたが,ここが3度目の挑戦となる息子は,さらに上の着順を狙えるはずだ。

単穴はナリタセンチュリー。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.58.8
休養明けの京都大賞典(G2)にて,人気のゼンノロブロイを撃ち破っての重賞初制覇。着差はクビ差と際どかったものの,メンバー中最速の上がり33秒台を駆使しており,アドマイヤグルーヴらをアッサリと置き去りにした末脚は秀逸であった。春の天皇賞でも5着に入線していたほどの馬だから,京都の長距離重賞で強かったのは納得であるが,府中2000Mで同じことが可能なのかが今回の課題。2000M戦は(2・3・1・2)と得意にしており,中京記念(G3)で1分58秒8で2着したことからも,左回りと高速決着は問題なさそうだ。それでも府中コースが未出走なだけに,初の長距離輸送などからも多少不安は残るのだが,トニービン産駒が誇る抜群の府中適性を加味すれば,ここでも上位への食い込みを警戒する必要がある。

抑えはゼンノロブロイ。穴はサクラプレジデント。

今週のワンポイントアドバイス

G1初V,ゼンノロブロイ


秋G1シリーズ第4弾は第130回を迎える伝統の天皇賞(秋)。キングカメハメハの引退でレースは混戦模様となったが,馬券的にはがぜん面白くなった。
過去10年,1??3番人気は4,4,3連対。上位人気はほめれる成績ではないが,連対馬20頭中17頭までを5番人気以内が占めている。98,99年と馬連で万馬券が出ているが,7回は2000台円以内。伏兵馬の出番は少ない。
連対馬の前走はすべて重賞戦。路線別では毎日王冠(G2)組と京都大賞典(G2)組が6連対で並んでいる。ただ,毎日王冠組は94??97年の4年に連対馬が集中しているのに対し,京都大賞典組は98年以降で6連対。近年,活躍を見せている京都大賞典組を中心と見ていいだろう。なお,昨年は宝塚記念(G1)から直行した2頭が1,2着を独占した。
出走間隔は中2週が13頭,中4??5週3頭,2カ月と4カ月各2頭。休養馬4頭は,札幌記念(G2・1着),新潟記念(G3・1着),宝塚記念(2着,5着)。前走で掲示板を確保していることが連対への条件となっている。
年齢別は3??7歳上馬が9,58,52,25,13頭出走して,それぞれ3,10,5,1,1連対。6歳以上の高齢馬は苦戦し,連対数で4歳馬,率で3歳馬が抜けている。
ゼンノロブロイが悲願のG1を達成する。昨年の菊花賞(G1)は勝負どころで前が詰まり,直線脚を余して4着。今年も天皇賞(春・G1)2着,宝塚記念4着とあと一歩のところでビッグタイトルに手が届かなかった。前走京都大賞典では2着と詰めの甘さを見せたが,今回はダービー2着の東京コースで,神戸新聞杯(G2)を圧勝した2000M戦。悲願のG1奪取の条件は整った。
相手はシルクフェイマス。春のG1・2戦で天皇賞3着,宝塚記念2着。昨年から今年2月までの5連勝がフロックでないことを証明した。2000Mは昨年以来になるが,全8勝中3勝を挙げている。かかる心配のない中距離戦なら積極的な競馬に持ち込める。
ローエングリンは毎日王冠で逃げてゴール寸前まで粘り2着を確保した。1ハロン距離延長と目標になる不利で人気を落としているが,G1では再三好走を見せている。ここも同型馬不在で楽々とハナを奪えるはず。今週から仮柵を移動して使用するBコースもスピードの後押しをする。
京都大賞典を差し切ったナリタセンチュリー。大舞台の経験の少ない騎手と距離が嫌われてか,人気はいまいち。相性抜群の前哨戦の勝者で5カ月ぶりをたたかれての上積みも確実。首位争いに食い込む能力を十分秘めている。なお,勝てば父の田島日出男・元騎手(73年・タニノチカラ)との父子制覇の快挙となる。
テレグノシスの取捨が微妙。毎日王冠は1000M通過59秒7。決して速いといえないペースの中,4コーナー最後方から直線10頭をごぼう抜き。強い競馬でG2をもぎ取った。前走のレースからは1ハロン距離延長に問題はなさそうだが,東京の2000Mは日本一タフなコース。勝ち星が1800Mまででは抑えの評価が妥当か。
バランスオブゲームは,昨年毎日王冠をレコード勝ちしてマイルCS(G1)4着。今年は札幌記念2着から盾取りに照準を合わせた。毎日王冠パスは予定の行動。G1は8回目の挑戦だが,混戦ムードの今年なら大駆けがあってもおかしくない。

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