前走・ジャパンダートダービー(交流G1)を4馬身差で快勝。好位からの横綱相撲でライバルたちを一蹴し、3歳ダート戦線の頂点に立った。そこで完封したケイティブレイブが次走の古馬オープンで0秒1差の2着に入り、世代レベルの高さを証明。立ち回りの上手さを武器に古馬撃破を狙う。

休養を挟んで2連勝中。特に前走・ジュライS(オープン)はデビュー以来、初めての逃走劇で後続を6馬身突き放す圧巻の強さだった。重賞挑戦で相手は強化されるが、脚質の幅を広げて充実期を迎えた今なら楽しみは大きい。最内枠から積極的に運べば、再び押し切りの可能性も。

芝で伸び悩んでいたが、ダート路線に転向して準オープン、オープン特別を連勝。ともに好位から楽々と差し切り、砂適性の高さをアピールした。今回は有力馬に休み明けが多く、順調に使われている点は大きな強み。目下の勢いのまま新天地で初タイトルを狙う。

ダート2000メートルで行われた過去9回、レースは13、16、16、12、12、16、16、14、12頭立て。連対馬は(1)(6)、(6)(1)、(3)(8)、(1)(4)、(5)(4)、(2)(3)、(5)(3)、(1)(3)、(3)(1)番人気の組み合わせで決まった。

馬連配当は
3けた…………3回
1000円台…1回
2000円台…2回
3000円台…1回
4000円台…1回
6000円台…1回

上位1〜3番人気は5、1、5連対。2番人気が1連対とブレーキになっているが、上位人気が連からそろって外れたのは2011年の1回だけ。伏兵馬の台頭は6、8番人気の2、1頭と少なく、最高配当は09年の6590円。ハンデ戦でも波乱度は低い。

一方、3着に5、4、4、9、2、1、6、7、2番人気が入った3連単配当は、6840円、4万円台、10万円台、7万円台、6万円台、1万円台、7万円台、1万円台、6810円。09年に10万馬券が飛び出し、6万円超の高配当も3回。こちらは波乱含みの傾向を見せている。

連対馬18頭のクラス別(着順)は、重賞(5、7、1、4、8、7、3、2、2、5着)組10頭、オープン特別(3、1着)組2頭、1600万下(1、9、1、1、1、1着)組6頭。格上の重賞組が半数以上を占めているが、オープン特別以下からも8頭が連対。ほぼ互角の成績を残している。

ステップは5連対でオークランドレーシングクラブT組がトップ。次いで、平安S組3連対、エルムS組2連対と続いている。

年齢別は3〜7歳以上馬が13、18、35、35、26頭出走して、4、3、4、6、1連対。連対率は31、17、11、17、4%。6歳馬が連対数で他世代を一歩リードしているものの、率では3歳馬が首位に立っている。なお、今年7、8歳馬が1頭ずつ出走するが、ここまで高齢は不振。ここは静観するのが得策か。

トップハンデ馬は4、2、5、11、3、(3、11)、3、(2、6)、6着の成績。ハンデ頭は優勝したことがなく、2着2回と苦戦中。58キロで出走するカゼノコには気になるデータとなっている。


前走のオークランドレーシングクラブTを、ミツバはレース最速の上がり36秒3で差し切り勝ち。得意の阪神コースだったとはいえ、向こう正面からまくるように進出して、後続を2馬身半突き放した。5勝中3勝が1800メートルなら距離延長に問題はなく、斤量も前回より3キロ減。重賞初制覇のチャンス。

馬単は(11)←→(4)、(11)←→(1)、(11)←→(8)、(11)←→(9)。

3連単は(11)←→(4)から(1)(8)(9)と、(11)←→(1)から(4)(8)(9)への3着流し。