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2011年5月29日(日)

11R
2011年5月29日(日)
3回東京4日
15:40発走

東京優駿 GI

芝・左 2400m 天気:
馬場:
不良
サラ系3歳 オープン (国際) 牡・牝 (指定) 定量 本賞金:15000、6000、3800、2300、1500万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 ウインバリアシオン
1 2 サダムパテック
2 3 オールアズワン
2 4 リベルタス
3 5 オルフェーヴル
3 6 クレスコグランド
4 7 ベルシャザール
4 8 フェイトフルウォー
5 9 コティリオン
5 10 ナカヤマナイト
6 11 デボネア
6 12 エーシンジャッカル
7 13 ロッカヴェラーノ
7 14 ショウナンパルフェ
7 15 トーセンラー
8 16 トーセンレーヴ
8 17 ユニバーサルバンク
8 18 ノーザンリバー

※ ◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 5=2 5=15 5-10 5-11 2=15
綾恵 15=5 15=2 15-10 15-16 5=2
山田 2=5 2=8 2=9 2=17 5=8 5=9 5=17 8=9 8=17 9=17
たま 2=5 2=10 2=1 2=7 2=16

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はオルフェーヴル。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
牡馬クラシック初戦・皐月賞(G1)を3馬身差で圧勝。東京へのコース変更があったとはいえ、皐月賞でこれだけ差をつけて勝ったのは、94年の三冠馬・ナリタブライアン(3馬身半差)以来17年ぶり。ここまでの7戦中6戦で上がり最速をマークしているように、強烈な切れ味が最大の武器。近走は懸念されていた気性面にも進境を見せ、皐月賞では狭いところから真一文字に伸びてきた。重馬場で快勝した新馬戦の内容から馬場状態を問わない強みもある。2冠達成へ向けて視界は良好だ。

対抗はサダムパテック。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
こちらは皐月賞(G1)2着馬。出遅れに加えて直線で前が壁になる場面もあったが、最後はキッチリ差を詰めてきた。今回のメンバーで重賞2勝を挙げているのはオルフェーヴルとこの馬だけ。折り合いの付くタイプだけに、2ハロンの距離延長を苦にすることもないだろう。今週の追い切りでは坂路で4ハロン51秒4の猛時計をマーク。大一番での逆転へ向けて、万全の状態で挑めそうだ。

単穴はトーセンラー。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
重賞タイトルを手にした前々走・きさらぎ賞(G3)でオルフェーヴルに先着。皐月賞(G1)は7着に敗れたが、ひと息入っていたことに加え、4角で外に振られるロスも痛かった。それでも終いキッチリと伸びてくるあたりが地力の高さ。ひと叩きされた今回は状態も更に上向いてくるはず。飛びが綺麗なため馬場が渋ってどうかだが、一発の魅力に溢れた一頭だ。

抑えはナカヤマナイト。穴はデボネア。

今週のワンポイントアドバイス

逆転V、サダムパテック

08年に誕生したサラブレッドは7458頭。その中からし烈な激戦を勝ち抜いてきた18頭が府中に集結し、頂点を決める戦いを繰り広げる。栄えある「ダービー馬」の称号を獲得するのはどの馬か。過去10年のデータでレース傾向を探ってみたい。

連対馬は1-3、1-3、1-3、1-5、1-2、1-4、3-14、1-12、2-5、7-5番人気の組み合わせで決まった。

馬連配当は3けた4回、1000〜3000円台3回、万馬券3回。4000円以下の人気サイド決着と万馬券が混在する難解なレースとなっていて、波乱の3回はここ4年に集中している。ちなみに、ここ4回の3連単配当は215万5760円、20万1300円、20万1960円、15万2910円。すべて15万以上の高配当となっている。

ステップは皐月賞組10連対、NHKマイルC組4連対、青葉賞組3連対、京都新聞杯組2連対、桜花賞組1連対の順。また、そこでの成績は1〜4着の10、2、3、1頭と9、11、13、14着の各1頭。連対20頭中15頭は馬券対象の3着以内に好走していたが、掲示板を外して巻き返した馬も4頭。前走着順だけで取捨選択するのは危険だ。

勝利数別は1〜4勝以上馬が12、67、74、26頭出走して、0、1、10、9連対。連対率はそれぞれ0、2、14、35%。1勝馬の連対はなく、2勝馬も苦戦中。3勝以上馬を有力視したい。

キャリアは4〜11戦以上馬が2、5、7、2、1、1、2、0連対。キャリア3戦以下や11戦以上の馬では連対は厳しいが、今年は4〜8戦の範囲に全馬が収まっている。

関東馬は55頭が出走して4連対(連対率7%)、関西馬は123頭で16連対(同13%)。関西馬が関東馬を大きくリードしている。なお、地方から参戦したコスモバルク(04年)は8着に敗れている。


今年の皐月賞は東日本大震災の影響で、1週遅れて東京2000Mで行われた。過去に東京開催の皐月賞を制して2冠に挑んだ6頭の成績を調べると、ヘキラク(56年)3着、メイズイ(63年)1着、シンザン(64年)1着、キタノカチドキ(74年)3着、トウショウボーイ(76年)2着、ヤエノムテキ(88年)4着。名馬がずらりと並ぶが、2冠を達成したのは2頭だけ。1番人気が予想されるオルフェーヴルにとって、手放しで喜べるデータとはいえない。

◎……そこで本命にサダムパテックを推す。前走の皐月賞は出遅れ気味にスタート。向こう正面でもかかるシーンを見せたが、ロスのないコーナリングで前を射程圏に入れた。ところが、そこから前がなかなか開かず2着が精一杯だった。ロスの多い競馬で勝ち馬に3馬身離されたが、潜在能力は互角。重賞2勝馬が東京スポーツ杯2歳Sを圧勝した府中の舞台で逆転Vを決める。

○……オルフェーヴルは皐月賞を3馬身差で圧勝。中団待機から直線1頭分の狭いスペースを割って突き抜けた。今年の1冠はダービーと同じ東京コース。スタンド前の発走でテンションが上がらなければ2冠達成も十分に期待できる。

▲……前走の皐月賞でナカヤマナイトは2番人気に推されたが、結果は5着。放牧明けで8キロ減の馬体が微妙に響いたか。未勝利勝ちがやや重の中山で、時計のかかる馬場はOK。共同通信杯を快勝した東京コースで巻き返しを狙う。

△1……ベルシャザールは2走前のスプリングSで、オルフェーヴルと0秒1差の2着。前走の皐月賞は2キロ減の馬体だったが、3走前と比べると14キロも減っていた。関東への長距離輸送に慣れ、プラス体重で出走できればチャンスもある。

△2……ウインバリアシオンはトライアルの青葉賞を完勝した。今年の勝ちタイムは過去10年で最も遅く、最近4年この組から連対馬が出ていないが、後方待機の末脚勝負型。相手なりに走れるタイプだけに、大駆けを警戒したい。

△3……トーセンレーヴは青葉賞で3着に敗れて優先出走権を逃がしたが、前走のプリンシパルSを制し、最後の切符をもぎ取った。強行軍でのクラシック参戦は気になるが、父ディープインパクト、母ビワハイジの超良血馬。ノーマークにはできない。

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