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2008年11月30日(日)

10R
2008年11月30日(日)
東京
15:20発走

ジャパンカップ GI

芝・左 2400m 天気:
馬場:
サラ系3歳以上 オープン (国際)(指定) 定量 本賞金:25000、10000、6300、3800、2500万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 オウケンブルースリ
1 2 メイショウサムソン
2 3 トーセンキャプテン
2 4 ウオッカ
3 5 ダイワワイルドボア
3 6 パープルムーン
4 7 ネヴァブション
4 8 トーホウアラン
5 9 ディープスカイ
5 10 オースミグラスワン
6 11 シックスティーズアイコン
6 12 マーシュサイド
7 13 マツリダゴッホ
7 14 ペイパルブル
7 15 アサクサキングス
8 16 スクリーンヒーロー
8 17 アドマイヤモナーク
8 18 コスモバルク

※ ◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 4=9 4=2 4-1 4-13 9=2
綾恵 9=4 9=15 9-2 9-14 4=15
山田 2=4 2=17 2=11 4=17 4=11 17=11
たま 10=1 10=9 10=4 10=8 10=13

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はウオッカ。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・2.24.5
歴史的名勝負となった前走の天皇賞・秋を,1分57秒2という破格のレコードタイムで制覇。さすがに激戦の疲れもあったようだが,すでに追い切りでは軽快な動きを見せており,反動の心配はなさそうだ。東京コースは牡馬混合G1で3勝を挙げるなど(3・2・0・1)の実績。取り消し明けだった昨年の当レースでも小差4着に入っているのだから,かなり相性の良いコースなのだろう。ここで日本牝馬初のタイトルを手にし,現役最強馬として名乗りを上げる。

対抗はディープスカイ。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・2.25.3
今春の毎日杯(G3)で重賞初勝利を挙げると,続くNHKマイルC(G1),ダービー(G1)と勝って変則2冠を達成。更に休養明けで挑んだ神戸新聞杯(G2)まで制して4連勝を達成したのだから,この世代では文句なしに最強と呼べる存在だ。古馬との初対戦となった前走の天皇賞・秋(G1)でもレコードから同タイムの3着に好走。今回は前走の勝ち馬・ウオッカも参戦してくるが,まだまだ上積みの見込める3歳馬とあって,逆転の可能性まで考えておく必要があるだろう。

単穴はメイショウサムソン。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・2.24.7
当馬もG1で4勝を挙げており,現役トップクラスの力を持つことは間違いない。今回は海外遠征明けで万全の状態とは言えないが,追い切りの動きを見る限り,それほど割り引いて考えることもないだろう。今年は初戦の大阪杯(G2)こそ6着に終わったものの,天皇賞・春(G1),宝塚記念(G1)ではアタマ差の2着に好走。まだまだ衰えは感じさせないだけに,ここは意地を見せたい一戦だ。

抑えはマツリダゴッホ。穴はオウケンブルースリ。

今週のワンポイントアドバイス

末脚強烈,オースミグラスワン


世界の強豪が勢ぞろいする国際G1競走だが,近年は外国馬の参戦が減る傾向にある。一昨年2頭,昨年4頭,今年が4頭。しかし,今年は日本馬に注目のG1馬がそろい,「最強日本馬決定戦」ともいえる豪華メンバーで激戦が繰り広げられる。

過去10年のデータでレース傾向を見てみたい(02年は中山競馬,芝2200M)。

連対馬は3??2,2??12,1??5,2??1,9??11,4??5,1??2,3??2,1??5,5??4番人気も組み合わせで決着した。1番人気は4連対と不振で,2,3番人気も5,2連対とほめられる成績ではないが,伏兵馬の連対は9,11,12番人気の3頭だけ。連対馬の85%を5番人気以内が占められいる。

馬連配当は
3けた…………3回
1000円台…2回
3000円台…2回
7000円台…1回
2万馬券………2回

99,02年と2度万馬券が出ているが,東京競馬場の改修工事で中山開催だった02年を例外と見れば,荒れたのは2回。7回は4000円以下で平穏に収まる傾向を見せている。

連対馬の前走は重賞組19頭と条件組1頭。重賞組の内訳は,G1組16頭,G2組2頭,G3組1頭。その時の成績は,G1組が(3,1,1,2,4,2,9,1,1,4,5,6,失格,2,6,4)着。G2組が(2,1)着。G3組と条件組が(4,10)着。連対馬20頭中15頭が前哨戦で掲示板を確保している。

路線別は天皇賞(秋)組8連対,菊花賞組4連対,凱旋門賞組2連対の順。

日本馬VS外国馬は98頭と59頭で争い,16対4。連対率が16%対7%。ホームの利を生かした日本馬が外国馬を圧倒している。なお,今年参戦の外国馬の国別成績では,英国馬が19頭で1勝,米国馬は15頭で2着1回。データからは狙いが立たない。

年齢別は3??7歳以上馬が37,47,38,21,14頭出走して,5,8,4,3,0連対。連対率がそれぞれ14,17,11,14,0%。連対数,率で4歳馬が他世代を一歩リードしている。

牡馬は133頭で19連対(連対率14%),牝馬が24頭で1連対(4%)。牝馬は95??98年に4年連続で2着を確保した時期もあったが,現在は9年連続で連対できずにいる。秋の天皇賞をレコードで制覇し,G1連勝を目指すウオッカには気になる数字だ。



◎…本命にオースミグラスワンを抜擢する。一昨年の重賞初勝利後しばらく低迷していたが,今年の新潟大賞典で復活V。上がり3ハロンを31秒9の驚異的な末脚で駆け抜けた。秋の天皇賞は流れが向かずに7着と敗退したが,勝ったウオッカとはわずか0秒3差。決め手勝負になれば日本一のターボエンジンが爆発する。

○…オウケンブルースリは菊花賞を大外から豪快に差し切って,3冠最後のタイトルを獲得した。神戸新聞杯でディープスカイの3着に敗れたが,わずか0秒1差。リベンジを果たすだけではなく,世界の頂点に立つチャンスも十分にある。

▲…ディープスカイは神戸新聞杯を快勝後,菊花賞をパスして天皇賞(秋)に挑戦して3着。盾取りはかなわなかったが,長くいい脚を使って追い上げた。2400Mはダービー,神戸新聞杯を制した得意の距離。本来の脚をためる競馬に徹すれば大勢逆転も可能だ。

△1…秋始動の毎日王冠でウオッカは2着。たたき2戦目の天皇賞(秋)で,ダイワスカーレットを下してG1レース4勝目を挙げた。牡馬顔負けの馬体と風格で勝ち進んでいるが,気になるのが目に見えない激戦の反動。今回は押さえの評価とした。

△2…トーホウアランは今年2月に長期休養から戦列復帰。秋の朝日チャレンジCで2着に好走し,前走で京都大賞典を鮮やかに差し切った。いい脚を長く使えるタイプで,東京コースはぴったり。人気薄でも軽視は禁物だ。

△3…マツリダゴッホは休養明けの札幌記念で2着に敗れたが,続くオールカマーを59キロで圧勝。グランプリ馬の底力を見せ付けた。左回りに良績がなく東京コースにも勝ち星がないが,本格化した今ならあっさり勝っても驚けない。

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