レアル・ベティスがUEFAヨーロッパ・カンファレンスリーグプレーオフファーストレグで、日本代表に招集経験のある渡辺剛、伊藤敦樹所属のKAAヘントに0-3の快勝。敵地で見事なパフォーマンスを披露し、ラウンド16進出に大きく前進した。

序盤はヘントが高いプレスで押し込む展開に。しかし、イスコが巧みなボールさばきで試合の流れを引き寄せると、ベティスは次第にペースを掌握した。前半に惜しいシュートを放っていたアントニーは、後半開始直後に得意のカットインから鋭いシュートを決め、チームに先制点をもたらした。

先制後もベティスは攻撃の手を緩めず、ヘントのミスを見逃さなかった。イスコのボール奪取から速攻に転じ、バカンブが冷静にゴールネットを揺らし2-0に。さらに終盤、CKの流れからアルティミラが押し込んでダメ押しの3点目を決めた。

3点のアドバンテージを手にしたベティスは、次戦のホーム戦で余裕を持って戦える状況に。ペジェグリーニ監督は主力を温存する選択肢も視野に入れることができる。欧州の舞台でさらなる躍進を続けるベティスの次戦にも期待が高まる。