健康にいい高カカオチョコレート、管理栄養士が気になる「懸念点」とは
管理栄養士の佐藤樹里(さとう・じゅり)さん監修の記事より、高カカオチョコレートの気になる点をピックアップします。
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ミルクチョコレートより脂質・カロリーともに高め
しかし、過ぎたるは及ばざるがごとし、食べ過ぎには要注意です。高カカオ(ハイカカオ)チョコレートは、低GI食品ですが、脂質やカロリーも低いという訳ではありません。
むしろ、一般的なチョコレートに比べると、脂質・カロリーともに高いのがデメリットです。なので、高カカオ(ハイカカオ)チョコレートの食べ過ぎは、脂質やカロリーを取り過ぎてしまうおそれがあります。
「カロリーや脂質を摂りすぎてしまうので、やはり食べすぎはNG! あくまで嗜好品だということを忘れないようにしましょう」と、佐藤さん。
うれしい効果がいっぱいでも、高カカオ(ハイカカオ)チョコレートはサプリメントではありません。“おやつ”として楽しみながら食べたいものですね。
食べ過ぎるとカフェイン作用が働く
チョコレートにはコーヒーと同じく、眠気を覚ますカフェインが含まれています。ドリップコーヒー100mLあたり60mgのカフェイン量に対し、高カカオチョコレート100gあたり70~120mg(一般的なチョコレートでは25~35mg)も含みます(※1)
こう見ると、高カカオチョコレートのカフェイン量は多いように見えます。
しかし、コーヒーはカップ1杯飲みますが、チョコレートを一度に100g(一般的な板チョコレートで約50g程度)も食べることはなく、せいぜい1かけ(約2~40g)です。しかしその逆に、カカオには安眠を助けるGABA(γ-アミノ酪酸)やマグネシウムを豊富に含み、寝る前のチョコレートで安眠効果が高まるといわれています(※2)
ただし、くれぐれも食べ過ぎには注意! です。また、食べたあとの歯磨きも忘れずに!
(※1)厚生労働省「高カカオを謳ったチョコレート」調査より
(※2)江崎グリコ「睡眠実態とナイトチョコレートに関する調査」
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