黒豆茶、飲み過ぎると「腎臓に悪い」ってホント?副作用や健康リスクを管理栄養士に聞いた

MELOS -メロス-
健康的なお茶「黒豆茶」。体に良い効果がある反面、飲みすぎで少し困ったデメリットも懸念されます。

黒豆茶の飲みすぎラインなどを探るとともに、効果的な飲み方を管理栄養士・小原水月さんが解説します。

【MELOS】

下痢や便秘を引き起こすおそれ

黒豆茶が便秘解消に役立つ一方で、過剰に摂取すると、今度は逆に下痢や便秘を引き起こすことがわかっています。

黒豆茶は食物繊維が豊富なので、飲みすぎてしまうと腹痛や下痢を引き起こしてしまう可能性があるのです。また体質に合わないということもあります。

様子を見て、下痢や便秘の症状が続くようなら黒豆茶の量を減らす、または飲むのを控えましょう。

腎臓に負荷がかかるおそれ

腎機能不全など、腎臓に何らかの障害を持つ方は、黒豆茶を飲むときには、とくに注意が必要です。黒豆茶にはカリウムが含まれていますが、過剰に摂取して血液中のカリウム値が上昇すると、腎機能に負荷がかかります。

一日に摂取してよいカリウムの量は人によって異なりますので、不安な方は主治医にしっかりと相談しましょう。

黒豆茶の効果を引き出す「おすすめの飲み方」

黒豆茶を効果的に飲むには、どうしたらいいのでしょうか。食品と合わせて摂取する場合の、一日の摂取量と効果的な飲み方とは。

1日3杯をこまめに飲む

黒豆茶に含まれるさまざまな成分を考えると、1日3杯を目安に飲むことがおすすめです。

効果的に飲むタイミングは、食前や食事中になります。黒豆に含まれているアントシアニンは、食事と一緒に摂取すると血糖値の上昇を抑える働きがあるためです。

効果や効能はあまり続かないので、なるべく朝、昼、晩と3回に分けてこまめに飲むのがおすすめです。

寝る前はホットがオススメ

冷え性の人は、寝る前にホットにして飲んでみてください。黒豆は血行を良くする働きがあるので、冷え症対策として寝る前に飲むと体を温めてくれます。

また、黒豆茶に含まれているトリプトファンはセロトニンの原料になります。セロトニンは、後に睡眠ホルモンであるメラトニンへと変わります。

【MELOS】

煮出すのが面倒なときは、ティーバッグでも大丈夫です。寝る前に飲むことで自然と眠気を感じ、朝までぐっすりと眠れるようになりますよ。

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