鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第49回

めでたく年が明けて、2025年のお正月を迎えた。こういうときこそアソビゴコロをはたらかせて、いつもは聞かないテーマをカリスマフィッターの鹿又さんに投げかけてみた。それはズバリ「もしもお年玉をもらったら、何を買いますか？」。“道具の目利き”が答えたのは、ちょっと意外なモノだった。

お年玉をもらって普通に買うとしたら、時期的にいって暖かいアンダーウェアだと思います。今はスゴい良いモノが出てるんですよ。ホントに買おうと思っているアンダーウェアがあるので、改めて確認してみますね――。
イオンスポーツ「ZEROFIT（ゼロフィット）」の「ヒートラブウール」です。なんでもニュージーランド産の希少なウール（スーパーファインメリノウール）を使っているようで、上・下で買うと3万円を少し超えるくらい（「ヒートラブウール」／1万5400円、「ヒートラブウール タイツ」／1万5400円）。カラーは上・下ともにブラックにします。

それとは別に、靴下（ソックス）も買おうかな。こちらは一般的に売られている、暖かいメリノウールのソックスです。これを去年（2023年）から履き始めたら、絶品でした。

アンダーウェア「ヒートラブウール」の良さは、メッチャ暖かい、というのが一つ。しかもラウンド中、暖かくなりすぎて汗をかいた後に体が冷えちゃったりすることがよくあるんですけど、これはそういうことが一切ないようです。それから、フィット性があって動きやすいのだとか。
メリノウールのソックスも、暖かいのに通気性が良いから、汗をかきにくくてムレません。

ただ暖かいだけじゃなくて、そういう機能的なアイテムが欲しいですね。朝は寒い冬場でも、ラウンドしていると意外に暖かくなるもの。そうなっても汗をかきにくかったり、汗をかいても大丈夫だったり、という“プラスα”があるモノを買いたいです。ゴルフをするときは良いアンダーウェアを着たいですね。

寒くても“上三枚”でゴルフをするための必需品

こういうアンダーウェアって、ひと昔前とは明らかに違って良くなっています。暖かいアンダーウェアで「コート一枚分」とか宣伝しているくらいですから。ゴルフをするときって、あんまりモコモコに重ね着をしたくないじゃないですか。

ボクとしては、できるだけ上（半身）は三枚で収まるようにしたい。このアンダーウェアを着て、ウェアを着て、その上にニットかセーターを着て、それでラウンドできる状態にしたいです。スイングを邪魔しないようにしたいし、あんまりモコモコしてると見た目もよくありません。
それで下（半身）は、このアンダーウェアのタイツを履いて、パンツ（ズボン）で終わり、みたいな。そういうスタイルでゴルフがしたいですね。
これらはリアルに欲しいし、ガチで買おうとしています。この記事が公開されるころには、もう買ってるかもしれませんね！

鹿又芳典
かのまた・よしのり　1968年生まれ。年間試打数2000本超え。全てのクラブに精通するクラフトマン。豊かな知識と評価の的確さで引っ張りだこ。ゴルフショップマジック代表。