低脂肪牛乳は体に悪い?メリットとデメリットを管理栄養士に聞いた

MELOS -メロス-
「低脂肪牛乳は体に悪い」という噂がありますが、実際のところどうなのでしょうか。

低脂肪牛乳のメリットやデメリットについて、たいや内科クリニック管理栄養士 林 安津美さんに聞きました。

【MELOS】

「低脂肪牛乳は体に悪い」って本当?

低脂肪牛乳が体に悪いとは、一概には言い切れません。牛乳アレルギーや乳糖不耐症*の人にとっては不調の要因となり得ますが、健康な人にとってはさまざまな栄養素を摂れる飲料だと言えるでしょう。

*乳糖不耐症……牛乳などを飲むとお腹がゴロゴロする・下痢をするなどの症状があらわれる。牛乳などに含まれる「乳糖」を分解する酵素が生まれつき不足している・働きが弱いなどが原因で起こる。

ネットやSNSなどは、複雑な状況を簡潔に伝えようとした結果、栄養情報が単純化されやすい一面があります。「脂肪=悪いもの」として知られることがあり、低脂肪牛乳は体に悪いという噂が回ったのかもしれません。

低脂肪牛乳のメリットとデメリット

では、普通の牛乳と低脂肪牛乳を比べたとき、どんな違いがあるでしょうか。考えられるメリット、デメリットをご紹介します。

メリット 低脂肪牛乳の良さ
低カロリー、低コレステロール、高タンパク、不和脂肪酸が少ないため循環器疾患のリスクが低い、値段が安い、スッキリとした味で飲みやすい

デメリット 低脂肪牛乳の弱みとは
栄養価が低い(ビタミンのA・D・E・Kの含有量が少ない)、牛乳特有のクリーミーさがない、味が薄く満足感を得にくい

低脂肪牛乳にはどんな食品添加物が入ってる?

一般的な「低脂肪牛乳」表記商品のほとんどは、食品添加物が含まれていません。低脂肪牛乳は生乳から脂肪を取り除いた製品であり、原材料に生乳以外の記載がされていないことが多いです。

ただし、製品によっては食品添加物が入っている場合があります。気になる人は、ラベルをよく確認すると良いでしょう。

参考 厚生労働省 乳等省令における規定(抜粋)

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