リンゴは皮ごと食べた方がいい?すりおろすと栄養は変わるの?

MELOS -メロス-
“1日1個のりんごで医者いらず”と呼ばれるリンゴ。

毎日食べ続けると、腸内環境の改善や心臓病・高血圧のリスク軽減、免疫力サポート、抗酸化作用などうれしい面があります。

よく野菜や果物は「皮のほうが栄養が豊富」と言われていますが、りんごも食べ方で栄養が異なるのでしょうか。「千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡日帰り手術クリニック・健診プラザ」の管理栄養士・大野奈穂さん監修の以下記事より、一部抜粋してお届けします。

【MELOS】

リンゴは丸ごと食べた方がいい? 皮に含まれる栄養素

リンゴの皮には、食物繊維やポリフェノールといった成分が豊富です。

ポリフェノールは抗酸化作用を持ち、体内の活性酸素を除去して細胞の老化を防ぐ効果があります。また、皮に多く含まれる食物繊維は腸内の働きを促進し、消化を助ける役割があります。

そのため、嫌いでなければリンゴは皮ごと食べるのがおすすめです。皮を剝く手間もなく、ゴミも減らせて一石二鳥です。シャキシャキとした嚙み応えも増えます。

りんごをコンポートにする(煮りんご)と、栄養価は変わる?

加熱することでビタミンCなどの熱に弱い成分は減少しますが、加熱によって吸収しやすくなる栄養素もあります。

たとえばペクチン。この食物繊維は加熱によって軟らかくなり、腸内での消化吸収がスムーズになります。また、加熱したリンゴは消化が良くなるため、胃腸が弱っているときに適しています。

リンゴをすりおろすと栄養価は変わる?

風邪などのときにすりおろしリンゴを食べた人も多いでしょう。

すりおろしたリンゴには、消化を助ける効果があります。胃腸に負担をかけにくくなるため、体調不良で胃が弱っているときの消化不良を防ぎやすいです。

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