100切りの練習はこれでOK! 『3本のクラブ』でフルスイング打ちを繰り返して再現性を底上げ!
【ゴルフサプリ】
※リンク先は外部サイトの場合があります
100を切るのに必要なのはスイングを固めること
スイングを固めるにはフルスイングをしましょう。プロの真似でもいいので、細かいことは考えずにフルスイングする。荒っぽいようですが、これがスイングの再現性を高める近道で、同時に一生モノにもなるスイングの土台ができます。トッププロのスイングは、なんの知識もない子どもの頃のフルスイングと大きく変わらないものですが、これはフルスイングでスイングを固め再現性が高まったからなのです。
練習する時は思考停止状態で、自分を疑うことなくフルスイングするのが理想です。これはあくまで目安ですがトータルで1000球くらい打つと、何となく自分のスイングがわかってきます。1時間で100球打つとしたら10時間。週イチの練習なら10週間です。
5000球程度打つとミスの傾向やどうすれば当たるかが何となくわかってきます。そしてスイングが固まってくるのは10000球打ったあたり。ただ、練習間隔が開くと忘れてしまうので、100を切るまでは10日に1回は打ちたいところです。もちろん練習頻度を上げれば早く固まります。いずれにしても100切りまでは一定数ボールを打つ必要があるということになります。
練習する際には打つクラブを絞ることも大事です。おすすめはドライバー、ユーティリティ(以下UT)、ミドルアイアンの3本。UTはロフトが立っていると難しいので24度以上の番手。ミドルアイアンは7番か8番でいいでしょう。スイングと同じで、いろいろな番手を打つと経験値が分散してスイングが固まりづらくなります。
※リンク先は外部サイトの場合があります
ただし、ラウンドではアプローチやパットもありますから一応練習はしておく。練習量の割合で言うなら、前述した3本のフルスイングが7割、ロフト52度前後のウェッジのアプローチが2割、パターが1割といった感じですが、極端な話100を切るまではフルスイングオンリーでもいいくらい。細かいアプローチやパットは練習してもあまり効果がありません。
100を切るにはフルスイングを繰り返してスイングを固めることですが、決して楽ではありません。なぜなら、この間ずっとフラストレーションとの戦いを強いられるから。ちゃんと当たらないし、筋肉痛になるかもしれません。でも、短気を起こしたり、投げやりにならないでください。まだゴルフというゲームのドアを開けてさえいないのですから、うまくいかなくて当たり前。そこは“忍”の一字で失敗と上手につきあっていくしかありません。
もちろんご褒美もあります。ここを我慢して乗り越えれば100切りは当然のこと90切りも早くなります。つまり、この我慢は絶対に無駄にならず必ずリターンがあるのです。
最後にラウンドでの注意点ですが、目の前の一打に集中することの一点のみです。まだスコアのことを考えたりマネジメントしながらラウンドするレベルではありません。逆にそれを考えることでスイングがおろそかになり、せっかくの練習がラウンドに反映されない事態を招きます。目の前の一打に集中するということは普段のフルスイングを再現すること。「そこだけ考えてやったら100が切れていた」というパターンが実は一番多いんです。
※リンク先は外部サイトの場合があります
よしもと・たくみ ゴルフ修行のため14歳から単身渡米。南フロリダ大在学中は全米を転戦するなど11年間にわたって選手とコーチを経験したのち、日米の20年の経験から吉本理論を構築。プロやアマチュアのスイングコーチをはじめ、フィジカルトレーナー、プロツアーキャディー、メンタルコーチング、クラブフィッティングアドバイザーなども務める。現在は東京・表参道の「表参道ゴルフアカデミー」で指導中。「吉本巧のYouTubeゴルフ大学」も人気。
【ゴルフサプリ】
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ